北海道集治監釧路分監本館(標茶町博物館)
北海道標茶町(しべちゃちょう)、塘路湖(とうろ)の湖畔に建つ擬洋風の建物は、明治18年に建てられた北海道集治監釧路分監本館。集治監というのは、流徒刑を受けた人々を拘禁する施設。もともとは現在の標茶高校敷地内にありましたが…
北海道標茶町(しべちゃちょう)、塘路湖(とうろ)の湖畔に建つ擬洋風の建物は、明治18年に建てられた北海道集治監釧路分監本館。集治監というのは、流徒刑を受けた人々を拘禁する施設。もともとは現在の標茶高校敷地内にありましたが…
北海道釧路町、釧路湿原の東端、細岡展望台の直下にある、JR釧網本線(せんもうほんせん/釧路〜川湯温泉〜知床斜里〜網走)の駅が釧路湿原駅。ログハウスの駅舎は湿原の名物で、観光シーズンには来駅記念のグッズや、観光記念入場券も…
北海道釧路町達古武、広大な釧路湿原の各所にある展望台のなかで、人気ナンバーワンの展望台が細岡展望台。湿原の東端の高台に位置し、「大観望」の別名で呼ばれるほど、眺望がいいのが自慢。湿原のなかを蛇行する釧路川を眼下にし、蛇行…
北海道釧路市、ラムサール条約にも登録される日本一広大な湿原、釧路湿原のなかで、もっとも原始性が高いエリアがコッタロ湿原。国立公園の特別保護地区に指定されています。湿原を横断する道道1060号(クチョロ原野塘路線)沿いの高…
北海道浜中町、霧多布島(きりたっぷとう)の西端、琵琶瀬湾に突き出した岬で、夏場は日没の名所となるのがアゼチ岬。霧多布島のもうひとつの岬、霧多布岬とは対照的に、訪れる人も少ない静かな場所です。馬の背状になった岬突端では、夏…
北海道浜中町、浜中湾と琵琶瀬湾を区切るように、太平洋に突き出した霧多布半島東端に位置する岬が霧多布岬(きりたっぷみさき)。正しくは湯沸岬(とうふつみさき)というが、「ゆわかし岬」と読む人が多いため、現在では霧多布岬と通称…
北海道弟子屈町(てしかがちょう)、川湯温泉から藻琴山の肩を越えて網走を結ぶ道道102号(網走川湯線)沿いにある絶景の展望駐車公園が藻琴山展望駐車公園。屈斜路カルデラの外輪山の尾根上、標高460mに位置する駐車公園で、周囲…
北海道えりも町、襟裳岬から百人浜にかけての道道34号襟裳公園線沿線に広がるクロマツ林は、開拓以後の広葉樹の乱伐で砂漠化した土地の緑化事業(百人浜緑化事業)で誕生したもの。気の遠くなるような営みで面積421haの松林が誕生…
北海道えりも町、襟裳岬(えりもみさき)から百人浜を目指すと、道道横には美しいクロマツ林が広がります。実は、このクロマツは、昭和28年に始まった襟裳岬の緑化事業(百人浜緑化事業)で誕生したもの。その緑化事業を紹介するのがえ…
北海道えりも町の百人浜、悲恋沼の脇にある石塔が一石一字塔。江戸時代半ばの文化3年(1806年)に建立された花崗岩の石塔。襟裳岬周辺は、海難事故が多く、その遭難者の魂を鎮魂するための碑。仏教の経典の文字を浜石に記した写経の…
北海道えりも町も百人浜にある展望塔が百人浜展望台。国有林緑化事業観察塔として建てられたもので、周囲に高台がないため、百人浜や悲恋沼はもちろん、日高山脈まで一望にします。道道34号(襟裳公園線)の悲恋沼駐車場が展望台入口で…
北海道えりも町、襟裳岬(えりも)から庶野(しょや)まで続く15kmの砂浜。百人浜のバス停前にある一石一字塔は、江戸時代に南部藩の御用船が難破し、この浜で息絶えた100人の乗組員の供養塔。これが百人浜の名の由来となっていま…
北海道広尾町の海岸線を走る国道336号(黄金道路)途中のルベシベツに立つ江戸時代の道路開削を記念して立てられた石碑が近藤重蔵道路開削記念碑。当時、急峻な日高山地に阻まれて、十勝と襟裳・日高を結ぶ満足な道路がなく、近藤重蔵…
北海道広尾郡広尾町、国道336号(黄金道路)の広尾橋から襟裳岬(えりも町)方面に少し走ったフンベ地区の海岸に落ちる滝がフンベの滝。フンベとはアイヌ語のフンペ(humpe)で、クジラの意(フンと音を出すもの)。つまり海流の…
北海道浜中町、霧多布(きりたっぷ)の海岸線を走る道道123号(太平洋シーサイドライン)、立岩近くにある小さな岬が涙岬。その名の通り人の横顔のような岩で、波や霧で泣いているように見えることがその名の由来。厚岸(あっけし)の…
北海道厚岸郡厚岸町(あっけしちょう)、厚岸市街の南、太平洋に突き出した岬が愛冠岬(あいかっぷみさき)。愛とロマンの岬、愛が実を結ぶ岬と長年PRされ、カップルに人気の岬ですが、実は岬の名前は、アイヌ語の「アイ・カップ」(a…
北海道河東郡上士幌町、大雪山南端の高原地帯を利用してつくられた日本最大の公共育成牧場がナイタイ高原牧場で、広さはなんと1700ha(東京ドーム358個分)。丘陵地帯の牧草地には、3000頭以上のホルスタインが放牧されてい…
北海道えりも町。襟裳岬の北側、日高山脈の森のなかにひそむ北海道屈指の秘湖が豊似湖(とよにこ)。上空から眺めると、ハート型をしているユニークな形の湖で、エメラルド色の湖水をたたえています。アイヌの人々には、「カムイトウ」(…
国道336号線のえりも町庶野地区〜広尾町の31.7kmが黄金道路。昭和9年の開通時には海岸沿いを覆道などで克服していましたが、現在は道路改良が進み、多くのトンネルが築かれています。えりも町にあるえりも黄金トンネルは、平成…
国道336号のえりも町の庶野から広尾までの31.7kmが黄金道路。道路の起源は寛政10年(1798年)ともいわれその建設費の多さに「黄金を敷き詰めるくらいに資金がかかった」ということから黄金道路と呼ばれています。日高山脈…
北海道えりも町、風速10mを越す風が吹く日が、年間300日近くある、襟裳岬(えりもみさき)。その岬の突端に建つのが、風をテーマにした襟裳岬風の館です。岬の海食崖を活かし、要塞のように築かれた施設で、風のないにには強風を体…
北海道幌泉郡えりも町、標高2052mの幌尻岳を中心に、南北に連なる日高山脈が太平洋に落ち込んだ岬が襟裳岬(えりもみさき)です。60mの断崖上に建つ襟裳岬灯台から、馬の背状の尾根が続き、さらに沖合約7kmまで、岩礁がのびて…
北海道黒松内町にあるブナの森のひとつが添別ブナ林(そいべつぶなりん)。黒松内町では「北限のブナ林」として歌才ブナ林が有名ですが、ブナ林の入口まで徒歩15分。そしてさらに坂道を登らなければなりません。添別ブナ林は、ミニビジ…
北海道寿都郡黒松内町にあるブナの森が歌才ブナ林(うたさいぶなりん)。「北限のブナ林」として知られています。大正13年、国の天然記念物指定に向けて調査員として歌才ブナ林を訪れた新島善直博士は、「かくのごとき原始林を残留せる…