ハルニレの木

ハルニレの木

北海道豊頃町を流れる十勝川の河川敷、旧利別川の河口にあるのがハルニレの木。バイクツーリングが全盛だった80年代には「この木なんの木」と喧伝(けんでん)され、多くのツーリストが集まりました。日立グループのテレビCM『日立の樹』(ひたちのき)に似ているということで人気を集めました。

『Eyes to me』の歌詞にも登場

ハルニレの木
よく見ると2本の木です!
ハルニレの木

昭和48年〜昭和50年に放送された初代のテレビCM『日立の樹』は、実際の木ではなく、アニメーションを使っていたため、この木がモデルではという噂が広がり、「この木なんの木」と通称されるようになったもの(実際にはモチーフにもなっていません)。

最近では、DREAMS COME TRUE(ドリカム)の『Eyes to me』の歌詞に「ハルニレをバックで 空に手を広げて」という歌詞が、このハルニレの木だということで再度注目を浴びることに。
ドリカムのボーカル吉田美和は、同じお隣の池田町出身。
というわけで、放牧された牛の木陰にもなるハルニレの木は、豊頃町周辺では各地に植えられてポピュラーな木(豊頃町のカントリーサインにもなっています)。
それを歌詞に入れたものだと推測できます。
ちなみに『たんぽぽの堤防』は利別川の堤防、『晴れたらいいね』の「川底に沈む橋越えて」は、道道882号利別牛首別線の川合橋のこと(以前は「もぐり橋」と呼ばれる沈下橋でした)。

この豊頃町のハルニレの木は、実は2本の木が一体化したもの。
豊頃町のシンボルツリーで、駐車場には「はるにれ休憩所」(ハルニレハウス)も設けられています。

ハルニレの木
ハルニレの木
名称 ハルニレの木/はるにれのき
所在地 北海道中川郡豊頃町幌岡
関連HP 豊頃町公式ホームページ
電車・バスで JR豊頃駅から徒歩30分
ドライブで とかち帯広空港から約35km
駐車場 あり
問い合わせ 豊頃町観光協会 TEL:015-574-2216
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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ハルニレの木

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