北海道紋別市、小向沼(こむけぬま)とも称されるオホーツク海沿いにある海跡湖がコムケ湖。地図を見るとよくわかりますが海岸沿いに西へと続く砂丘地帯(コムケ原生花園)の内側に屈曲した沼があり、これがアイヌ語で「コムケ・トー」(komke-to=曲がっている・沼)といわれる由来です。
オホーツク海岸沿いはすべてが原生花園!
コムケ湖の湖岸には初秋には赤く色づくアッケシソウ(サンゴ草)の群落や、ヨシ原の湿原が続いています。
初夏にはスズランやクロユリ、夏にはエゾスカシユリも開花。
ヒドリガモ、オナガガモ、トウネン、チュウシャクシギなど年間170~180種の野鳥が観察され、湖ではカキやアサリなどの養殖も行なわれています。
湖の西側は放牧地で、コムケ国際キャンプ場を除けば人工物がまるでない北海道らしい光景が展開すします。
道は細く、ダート部分もありますがコムケ湖を車で一周することも可能。
かつては近くに紋別空港があったため、訪れる人もいましたが、空港が移転したため、訪れる人の少ない静寂の湖に。
コムケ湖と湧別町寄りのシブノツナイ湖を結ぶ海岸沿いのドライブも可能で、オホーツクの知られざる原生花園を旅することができます。
ドライブ的には、湖口にある三室番屋を目ざすのが賢明。
コムケ湖・コムケ原生花園 | |
名称 | コムケ湖・コムケ原生花園/こむけこ・こむけげんせいかえん |
所在地 | 北海道紋別市沼の上・小向 |
ドライブで | オホーツク紋別空港から約3kmでコムケ原生花園、約4.5kmでコムケ湖 |
問い合わせ | 紋別市観光交流推進室 TEL:0158-27-5181 |
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