シブノツナイ原生花園(シブノツナイ湖)

シブノツナイ原生花園(シブノツナイ湖)

北海道のオホーツク海岸中部、紋別市と湧別町の境にあるオホーツク海と砂州で区切られた海跡湖がシブノツナイ湖。湖とオホーツク海は狭い砂州で隔てられますが砂州一帯は原生花園。ヤマトシジミなどの汽水性ベントスの生息地として、さらにオオハクチョウ、 オナガガモ、 ヒドリガモの渡来地として日本の重要湿地500に数えられています。

コムケ湖と並ぶ美しい海跡湖

シブノツナイ原生花園(シブノツナイ湖)

シブノツナイ原生花園では、6月下旬〜8月頃にはヒオウギアヤメなどの花も見頃に。
シブノツナイは、アイヌ語のシュプノツナイ(うぐい・多い・川)で、湖に注ぎオホーツクに流れ出るシブノツナイ川がウグイの多かったことに由来。

シブノツナイ湖では海と湖が直結していることにより、今もワカサギやシジミなどを産していますが、産卵のために海から川へ遡上する回遊魚のマルタウグイ、ウグイ、カラフトマスなども棲息。
野鳥も数多く、マガモ、コガモ、ムクドリ、ヒシクイ、ハヤブサ、オオワシ、アオサギなどを観察します。

湖畔(東岸)にはシブノツナイ竪穴住居跡もあり、古代からここが豊かな恵みがあったちであることがわかります。
寛政10年(1798年)に谷口青山の記した沿岸生図『沿岸二十三図』(自高島至舎里沿岸二十三図)には、「沼アリ砂浜也沼尻川アリ、舟渡シ幅十二、三間至テ深シ縄ニテ舟ヲクリ渡ル」とあり、さらに明治12年に調査に訪れた開拓使属・酒井忠邦の『北地履行記』には、「シユブノツナイ渡船場凡四十間人七厘馬一銭」と記されています。
この調査から、シブノツナイ湖からオホーツク海に流れ出すシブノツナイ川を舟で渡ったことがわかりますが、今も河口の雰囲気は昔とさほど変わらない原始性が保たれています。
河口にある川西牧場は、明治32年に開場した歴史ある牧場です。

シブノツナイ湖とオホーツク海を隔てる砂州(原生花園)には車道も走り、ハマナス香る道をコムケ湖方面・旧紋別空港へと抜けることもできます(湖口の橋など道路状況により通り抜けできないことがあります)。

名称 シブノツナイ原生花園(シブノツナイ湖)/しぶのつないげんせいかえん(しぶのつないこ)
所在地 北海道紋別郡湧別町信部内・紋別市沼の上
ドライブで オホーツク紋別空港から約20km
駐車場 10台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
コムケ湖・コムケ原生花園

コムケ湖・コムケ原生花園

北海道紋別市、小向沼(こむけぬま)とも称されるオホーツク海沿いにある海跡湖がコムケ湖。地図を見るとよくわかりますが海岸沿いに西へと続く砂丘地帯(コムケ原生花園)の内側に屈曲した沼があり、これがアイヌ語で「コムケ・トー」(komke-to=曲

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