三菱大夕張鉄道保存車両

三菱大夕張鉄道保存車両

北海道夕張市、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の南大夕張駅(みなみおおゆうばりえき)跡地を再生、沿線で産出される石炭の輸送や沿線住民の貴重な足として活躍した機関車や客車を保存する施設が、三菱大夕張鉄道保存車両。例年4月下旬〜11月初旬まで公開され、客車の内部に立ち入ることもできます。

石炭や旅客輸送に活躍したラッセル車、客車を保存

三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の南大夕張駅は、明治44年6月1日、大夕張炭礦専用鉄道二股駅として開業(昭和4年1月22日、南大夕張駅に改称)。
昭和14年4月20日、三菱鉱業株式会社線に、さらに戦後の昭和25年4月25日、三菱鉱業株式会社線大夕張鉄道に変わっています。
昭和31年6月1日、三菱鉱業株式会社大夕張鉄道線、昭和44年10月1日、三菱大夕張炭礦株式会社大夕張鉄道、昭和48年12月15日、三菱石炭鉱業株式会社線と名前を変えながらも存続、「石炭ストーブ」列車は夕張の冬の風物詩ともいわれ、
石炭と旅客輸送に活躍しました。
昭和62年7月22日、廃止。

大夕張鉄道は、昭和37年に道路が大夕張まで開通するまで、地域唯一の交通手段となっていました。

廃止後駅舎は解体撤去されていますが、ホームに大夕張鉄道キ100形式キ1形貨車(ラッセル式雪かき車)、スハニ6形客車、オハ1形客車、ナハフ1形客車、セキ1形貨車、セキ2形貨車、モーターカーなどが保存されています。

夕張炭田関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産「我が国の近代化を支えた北海道産炭地域の歩みを物語る近代化産業遺産群」にも認定。

三菱大夕張鉄道保存車両
開業当時、二股駅時代の風景
三菱大夕張鉄道保存車両
現役時代のキ100形式キ1形貨車(ラッセル式雪かき車)
三菱大夕張鉄道保存車両
名称 三菱大夕張鉄道保存車両/みつびしおおゆうばりてつどうほぞんしゃりょう
所在地 北海道夕張市南部大宮町121
関連HP 夕張市公式ホームページ
ドライブで 道東自動車道夕張ICから約16km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 夕張市地域振興課商工観光係 TEL:0123-52-3128
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡

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