北海道広尾郡広尾町、国道336号(黄金道路)の広尾橋から襟裳岬(えりも町)方面に少し走ったフンベ地区の海岸に落ちる滝がフンベの滝。フンベとはアイヌ語のフンペ(humpe)で、クジラの意(フンと音を出すもの)。つまり海流の影響でこのあたりにはクジラが打ち寄せられることがあったと想像できます。
黄金道路に落ちる潜流瀑
フンベの滝は段丘砂礫層を浸透した水が海食崖の岩盤上から流れ出すもので、盛夏には涼を呼び、冬は氷柱となって見事。
日高山脈襟裳国定公園に指定される海岸線にある潜流瀑(地下水が湧出する滝)で、湧出部分の下が岩盤の日高累層群ということに。
松浦武四郎の『東蝦夷日誌』には、「フンベマウイ(岩岬)名義、鯨有る湾と言儀」と紹介されています。
十勝方面から襟裳岬を目指すと、このフンべの滝あたりから、海岸に覆道が連続する絶景部分になります。
逆に襟裳岬側からのドライブなら、いよいよ十勝平野の入口が近づいた感じに。
フンベの滝 | |
名称 | フンベの滝/ふんべのたき |
所在地 | 北海道広尾郡広尾町フンベ |
関連HP | 広尾町公式ホームページ |
ドライブで | とかち帯広空港から約60km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 広尾町水産商工観光課商工観光係 TEL:01558-2-0177 |
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