四島のかけはし

納沙布岬の望郷の岬公園に配されたシンボル的なモニュメント。四島とはロシアが実効支配する北方四島のことで、国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)、色丹島(しこたんとう)、歯舞群島(はぼまいぐんとう)。世界平和と「北方領土」返還を祈念して昭和55年に建設。像の下には「祈りの火」と呼ばれる点火灯台が置かれています。

アーチ下には「祈りの火」も灯る

「ソ連に法的根拠なく占拠され、ソ連が崩壊して、ロシアとなった現在もその状態が続いています」(独立行政法人 北方領土問題対策協会)というのが日本政府の基本的な姿勢。

命からがら逃げてきた旧島民の話しをうかがうと、すでに戦争が終わっているのにもかかわらず、銃口を向けられ、着の身着のまま根室へと脱出した理不尽な事実がよくわかります。

四島のかけはしに灯された「祈りの火」は、「北方領土返還運動の火を絶やすな」を合言葉に、返還実現のその日まで、北方領土に向かって灯し続けられているのです。

とはいえ、早朝に行けば、火は灯されていません。
火災防止もあって、隣接する「北方館 望郷の家」の開館時間(夏季は9:00〜17:00)に合わせて燃えているのです。

 

四島のかけはし
名称 四島のかけはし/しまのかけはし
所在地 北海道根室市納沙布
関連HP 根室市観光協会公式ホームページ
ドライブで 根室中標津空港から約104km
駐車場 70台/無料
問い合わせ 根室市観光協会 TEL:0153-24-3104
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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