北海道稚内市宗谷岬、宗谷岬の先端に立つ日本最北端の地の碑の国道寄り、サハリン(樺太)を眺めるのが、間宮林蔵の立像。間宮林蔵の生誕200年にあたる昭和55年7月に、その偉業を顕彰し、時代を担う青少年に、世界へ羽ばたく夢と勇気を培ってもらおうとの願いから建立された像です。
樺太が島であると推測した間宮林蔵の像
安永9年(1780年)、常陸国筑波郡上平柳村(茨城県つくばみらい市)に生誕の間宮林蔵は、幕府の役人となって寛政11年(1799年)、国後場所(くなしりばしょ/国後島、択捉島、得撫島)に派遣され、伊能忠敬に測量技術を学び、享和3年(1803年)、蝦夷地の海岸部を測量。
文化5年7月13日(1808年9月3日)、幕府の命で樺太を探検、樺太が島であるという推測を得て、大日本国国境の標柱を建て、文化6年6月(1809年7月)、宗谷に帰着しています。
間宮林蔵の著『東韃紀行』(とうだつきこう)では「七月十三日本蝦夷地ソウヤを出航し、其日シラヌシ(注/樺太西海岸の南端に位置する村、明治時代の本斗郡好仁村南白主=現・ロシア連邦サハリン州シェブニノ)に至る」と記されており、宗谷岬の稚内市街よりが出航の地であると推測できることから、間宮林蔵渡樺出港の地として碑が立っています。
間宮林蔵の立像 | |
名称 | 間宮林蔵の立像/まみやりんぞうのりつぞう |
所在地 | 北海道稚内市宗谷村宗谷 |
関連HP | 稚内観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR稚内駅から宗谷バス大岬方面行きで50分、宗谷岬下車 |
ドライブで | 稚内空港から約23km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 稚内市観光交流課 TEL:0162-23-6161 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |