羽衣伝説の残る地と、白鳥飛来地が関連するという説もある、馴染みの深い鳥、白鳥。オオハクチョウ、コハクチョウが、越冬地を求めてシベリアの繁殖地から日本にやってきます。北海道に飛来する白鳥の多くは東北などに渡る経由地とするもので、北に帰る春と、南に向かう秋〜冬にその美しい姿を見ることができます。
大沼|稚内市
所在地:北海道稚内市声問村声問原野
観察時期:3月下旬~5月下旬、10月上旬~11月下旬
種類:オオハクチョウ、コハクチョウなど
飛来数:2万羽
備考:大沼鳥獣保護区
クッチャロ湖畔|浜頓別町
所在地:北海道枝幸郡浜頓別町
観察時期:3月下旬~5月上旬、10月上旬~12月上旬
種類:コハクチョウ、オオハクチョウ(9割がコハクチョウ)
飛来数:コハクチョウ1万5000羽~2万羽=国内最多のコハクチョウ飛来地
備考:ラムサール条約登録湿地、北オホーツク道立自然公園
日本に飛来するコハクチョウ(約3万羽)の5割〜7割がクッチャロ湖を経由することが判明し、世界一のコハクチョウ飛来地になっています
涛沸湖・白鳥公園|網走市
所在地:北海道網走市北浜203-3地先
観察時期:3月下旬~5月上旬、11月中旬~1月下旬
種類:ガン・カモ類が毎年2~3万羽、オオハクチョウ
飛来数:オオハクチョウ400羽
備考:ラムサール条約登録湿地、網走国定公園
屈斜路湖畔・砂湯|弟子屈町
所在地:北海道川上郡弟子屈町砂湯
観察時期:11月~4月上旬
種類:オオハクチョウ
飛来数:500羽〜600羽
備考:阿寒国立公園
尾岱沼・白鳥台|別海町
所在地:北海道野付郡別海町尾岱沼5-27(道の駅おだいとう)
観察時期:12月下旬~3月下旬
種類:オオハクチョウ
飛来数:尾岱沼全体で数千羽、白鳥台では数百羽
備考:ラムサール条約登録湿地(野付半島・野付湾)
蜃気楼は日常的に観察できますが、厳冬期の朝には稀に発生する「四角い太陽」を撮影可能
風蓮湖・白鳥台センター|根室市
所在地:北海道根室市酪陽1(道の駅スワン44ねむろ)
観察時期:3月下旬~4月上旬、10月上旬~12月中旬
種類:オオハクチョウ、オジロワシ、オオワシなど
飛来数:風蓮湖全体で5000羽
備考:ラムサール条約登録湿地(風蓮湖・春国岱)
道の駅スワン44ねむろ近くでは、厳冬期に「氷下待ち網漁」が行なわれています
十勝川温泉アクアパーク|音更町(十勝川温泉)
所在地:北海道河東郡音更町十勝川温泉
観察時期:11月初旬〜5月初旬
種類:オオハクチョウ、ヒドリガモ、オナガガモ、コガモ、ホオジロガモ、マガモなど
飛来数:オオハクチョウ1200羽
宮島沼|美唄市
所在地:北海道美唄市西美唄町大曲
観察時期:3月上旬~5月上旬、10月上旬~11月中旬
種類:オオハクチョウ、コハクチョウ、マガン
飛来数:オオハクチョウ1000羽、コハクチョウ500羽
備考:ラムサール条約登録湿地
日本最大、最北端のマガン寄留地で、ピーク時の4月下旬にはマガン4万羽〜7万羽、ハクチョウ6000羽〜1万羽を観察
ウトナイ湖|苫小牧市
観察時期:11月〜3月
種類:コハクチョウ、オオハクチョウ、オジロワシ、オオワシマガン数万羽など
飛来数:コハクチョウ500羽
備考:ラムサール条約登録湿地、国指定ウトナイ湖鳥獣保護区(510ha、全域が特別保護地区)
昭和56年には日本野鳥の会により日本初のバードサンクチュアリに指定(510ha)
北海道の白鳥飛来地 9選 | |
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