青葉公園

千歳市街地の南西、千歳神社から続く台地上に広がる102.3haの自然総合公園。園内には図書館、野球場、テニスコート、陸上競技場、冒険の森（フィールドアスレチック）、ピクニック広場などが設けられていますが、整備された場所を離れると自然のままの雑木林が広がり、遊歩道を使って散策も可能です。

千歳市にある緑豊かな公園

千歳市街から西側の支笏湖に至る広大な山林は、明治初年に帝室林野局の御料林（戦後は国有林）となった森で、青葉公園一帯は千歳神社の裏山にあたるため神社山と呼ばれていました。

明治20年に千歳村戸長となった三木勉（旧白石藩士とその家族を率いて北海道に入植。三木は上手稲に入植）が故郷・宮城県（白石藩は伊達藩の支藩）の青葉山から名を取って青葉山と命名。

昭和18年、御料林であった青葉公園を公園にしようとしたのが、明治38年に創業した山三ふじやグループの創始者・渡部榮藏。
戦後、公園化するにあたって名称の公募で青葉公園になっています。

青葉公園から千歳川の「おはよう橋」に下る歩道はつづら折りの坂道ですが、アイヌ語のシコツ（巨大な凹地）とは、青葉公園北側の土地を示しているとする説もあり、台地と台地に挟まれたまさに凹地へと下る坂になっているわけです。