北海道釧路市、釧路湿原の西端、北斗(ほくと)地区の高台にある釧路市営の展望台が釧路市湿原展望台。釧路湿原を眺める展望台のなかでは唯一の有料施設となっています。建物は湿原のヤチボウズ(谷地坊主)をモチーフに毛綱毅曠(もづなきこう)の設計で、昭和59年の完成。最上階の3階に展望ブースが設けられています。
釧路空港に最も近い、湿原一望の展望台
鉄筋3階建てで、1階は入場無料で、ショップやレストラン(併設されるカフェ「憩っと」は釧路湿原では貴重なレストポイント)、2階では、湿原の植生などを解説する資料展示室があり、「水の大地」釧路湿原を再現したジオラマは圧巻。
3階には、湿原を360度見渡せる展望ブースが設けられ、さらに屋上は展望バルコニーになっています。
展望台を起点とした2.5km、所要約1時間の湿原展望遊歩道も設けられており、いざない広場からサテライト展望台までの右回り(時計回り)コースなら1.1km部分までは車椅子でもOK。
つまりは高低差が少ないので、年配やファミリー向けといえます。
展望台が、少し湿原から離れた位置に建つのが難点で、湿原ギリギリで眺めたい場合には湿原展望遊歩道を歩きましょう。
展望遊歩道途中の分岐から湿原途中へと下った場所にある北斗遺跡は、旧石器時代から縄文時代、続縄文時代(本州の弥生時代相当)を経て擦文時代(本州の古墳文化の影響を受けた時代)に至る重複遺跡で、史跡北斗遺跡展示館までは道道53号から分かれてアプローチ道があります(釧路市湿原展望台の釧路市側登り口から湿原方面に分岐)。
また、釧路市湿原展望台から道道53号を北へ500mほど進んだ先には、北斗展望台(北斗展望地)があり、かつてツーリング全盛時代に人気だった展望地はこちらです(実はかなりの絶景)。
釧路市湿原展望台 | |
名称 | 釧路市湿原展望台/くしろししつげんてんぼうだい |
所在地 | 北海道釧路市北斗6-11 |
関連HP | 釧路観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR釧路駅から阿寒バスつるい保養センター、川湯温泉行きで39分、湿原展望台下車、すぐ |
ドライブで | たんちょう釧路空港から約16km |
駐車場 | 108台/無料 |
問い合わせ | 釧路市湿原展望台 TEL:0154-56-2424 |
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