根室中標津空港から近道をして、知床を目ざすと、必ず通るのが川北(かわきた=標津町川北)。
(ルートに関しては「中標津空港から世界遺産・知床羅臼への最短絶景ルート」を参照)
平成元年4月にJR標津線が廃止されるまでは、川北駅があり、さらにその昔には、川北から古多糠(こたぬか)へ殖民軌道忠類線が分岐していました。そんな川北駅前、道道774号(川北中標津線)沿いに店を構えるのが老舗の「菓子処滝本菓子舗」です。
外観はお世辞にもお洒落とはいえません。取材時にも何年、いやいや十数年にわたって何度も何度も店の前を通過していたのに、さほど気にならない存在でした。
ところがどっこい、近年、地元の標津町はもちろん、世界遺産・知床羅臼にもこの「菓子処滝本菓子舗」の噂が届くようになったのです。店名を覚えていなくても、この話をすれば、羅臼の女性、とくに若い人なら、「ああ、川北の店ね」とすぐにピンとくるはずです。
どういうことかといえば、平成15年に2代目が店を継ぎ、せっせせっせと新製品を繰り出しているから。「和菓子、洋菓子の店3店舗で修行した」というパティシエ・滝本勇さんです。
これまでに繰り出した新製品は、パッケージに国後島からの日の出をデザインした「しれとこ標津焼きショコラ」、道内産の素材にこだわった「生キャラメル」、そして「白いプリン」。
「白いプリン」は、中標津牛乳をふんだんに使用。さらに生クリーム、クリームチーズで滑らかさを醸し出しています。
「混ぜれば混ぜるほどトロトロの食感に」という技ありの品。平成18年6月に誕生した商品なので、平成28年に10年を迎えたロングセラー商品になっています。
菓子処 滝本菓子舗 | |
名称 | 菓子処 滝本菓子舗/かしどころ たきもとかしほ |
所在地 | 北海道標津郡標津町川北60-11 |
関連HP | 菓子処 滝本菓子舗公式ホームページ |
ドライブで | 根室中標津空港から約12.5km |
駐車場 | 旧川北駅跡(50台/無料)を利用、店舗前にも停車可能 |
問い合わせ | 菓子処 滝本菓子舗 TEL:0153-85-2213/FAX:0153-85-2213 |