国鉄士幌線・糠平駅跡

国鉄士幌線・糠平駅跡

北海道河東郡上士幌町にある国鉄士幌線の駅跡が、糠平駅跡。十勝北部の開拓、十勝三股の倒木などの運搬を目的に、士幌線が十勝三股を目指して建設が進み、昭和12年9月26日、清水谷駅~糠平駅の開通で開業した駅で、昭和62年3月23日、士幌線の全線廃止により、廃駅に。

駅跡に上士幌町鉄道資料館が建つ

国鉄士幌線・糠平駅跡

糠平駅跡には上士幌町鉄道資料館が建ち、旧国鉄士幌線の資料展示、北海道遺産コンクリートアーチ橋梁群の最新情報の提供なども行なっています。

糠平湖は、昭和31年に完成した糠平ダムのダム湖で、士幌線もダムの建設に伴い、清水谷駅~糠平駅~幌加駅間の線路の一部、そして糠平駅も移設されています(旧駅はダム湖に水没)。

糠平駅から先は、最大25‰(パーミル)という急な登坂なので、蒸気機関車泣かせの場所で、貨車が暴走する事故なども発生しています。

帯広と旭川を結ぶ都市間連絡バス「ノースライナーみくに号」は、駅跡と少し離れた十勝バスぬかびら源泉郷営業所、2kmほど西のぬかびら源泉郷に停車します。

なお、ぬかびら源泉郷では、士幌線の廃線跡500mに線路を敷設し、足こぎのトロッコ列車を走らせる「森のトロッコ鉄道 エコレール」が整備されています(説明5分、乗車20分、折り返し地点で転車台操作あり/乗り場=ぬかびら源泉郷三の沢)。

国鉄士幌線・糠平駅跡
名称 国鉄士幌線・糠平駅跡/こくてつしほろせん・ぬかびらえきあと
所在地 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷
関連HP 上士幌町公式ホームページ
ドライブで 道東自動車道音更帯広ICから約53km
駐車場 上士幌町鉄道資料館駐車場を利用
問い合わせ 上士幌町商工観光課 TEL:01564-2-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

タウシュベツ川橋梁

糠平湖(ぬかびらこ)の湖畔にコンクリート製の大きなメガネ橋があります。このタウシュベツ川橋梁は、帯広から十勝三股間を結んでいた士幌線(しほろせん)の廃線跡(昭和62年に全線廃止)。現在も糠平湖周辺に数多くの橋梁が残っており、「旧国鉄士幌線コ

第五音更川橋梁

北海道遺産、さらには準鉄道記念物に登録の「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」。第五音更川橋梁(だいごおとふけがわきょうりょう)は、国の登録有形文化財に指定の全長109mという長大なアーチ橋です。「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」で

第四音更川橋梁

第四音更川橋梁

北海道河東郡上士幌町、国道273号・鱒見トンネル北西側に位置するのが、第四音更川橋梁(だいよんおとふけがわきょうりょう)。帯広駅と十勝三股駅を結び、昭和14年11月18日に全線開業した士幌線の鉄道橋梁の遺構で、国の登録有形文化財に指定。旧国

第三音更川橋梁

上士幌市街から国道273号(糠平国道)をぬかびら源泉郷・糠平湖方面に走ると泉翠峡、元小屋ダム湖という景勝地があります。この峡谷に架かる全長71mのアーチ橋が第三音更川橋梁(だいさんおとふけがわきょうりょう)。旧国鉄士幌線の廃線跡で、北海道遺

国鉄士幌線・十勝三股駅跡

国鉄士幌線・十勝三股駅跡

北海道河東郡上士幌町三股、糠平湖から三国峠へと向かう国道273号沿いにあるのが、国鉄士幌線・十勝三股駅跡。国鉄士幌線は、大正14年に帯広〜士幌間を軽便鉄道として開業、昭和14年11月18日に十勝三股駅まで延伸していますが、その際に開業したの

国鉄士幌線・幌加駅跡

国鉄士幌線・幌加駅跡

北海道河東郡上士幌町幌加、糠平湖から三国峠へと向かう国道273号沿いにあるのが、国鉄士幌線・幌加駅跡。国鉄士幌線は、大正14年に帯広〜士幌間を軽便鉄道として開業、昭和14年11月18日に十勝三股駅まで延伸していますが、その際に開業したのが幌

糠平湖

糠平湖

北海道河東郡上士幌町(かみしほろちょう)、大雪国立公園の豊かな自然に包まれたダム湖が、糠平湖(ぬかびらこ)。上士幌から三国峠を越え、層雲峡方面へと向かう国道273号の途中にひっそりとたたずむ湖で、湖畔には廃線となった国鉄士幌線の橋脚群(北海

国鉄士幌線・糠平駅跡

ABOUTこの記事をかいた人

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!