函館市電旧操車塔

函館市電旧操車塔

北海道函館市末広町、函館市電の函館どつく前行きと谷地頭行きの分岐点である十字街停留場にあった操車塔を保存したのが函館市電旧操車塔。かつては交差点の北側(金森赤レンガ倉庫側)にありましたが、道路改良で、平成7年に南側(函館山側)のアクロス十字街前に移設されています。

昭和14年9月築、現存最古の操車塔

函館市電旧操車塔

路面電車の分岐点となる停留場で、分岐器・電車信号の信号操作業務を行なったのが操車塔(信号塔)で、名古屋市電、鹿児島市電、広島電鉄など、路線分岐のある各地の市電・路面電車でこの操車塔に似たものが築かれていました。
操車塔(信号塔)のなかに操作員が入り、電動式の分岐器(ポイント)、電車信号の表示を目視で切り替えていました。
この操車塔(信号塔)が生まれたのは、昭和13年頃に、分岐器(ポイント)が電動化したため。
それ以前には、信号手詰所に配置された信号人が車道を横切り、軌道内で切り替え作業を行なっていたのです。
昭和30年代になると、架線に取り付けられたトロリーコンダクターをパンタグラフで操作するようにと変化し(電車が通過する際にパンタグラフがスイッチをたたくことで通過したことを検知する仕組み)、その後、信号系統や分岐器(ポイント)の自動化により、十字街の操車塔も役目を終えています。

函館市電旧操車塔は、昭和14年9月築のもので、高さ5.4m、制御室の直径1.9m。
現存する国内最古の操車塔になっています。
昭和44年当時、函館市電には、十字街前、宝来町、函館駅前、松風町、五稜郭公園前、ガス会社前の6基設置されていましたが、現存するのは十字街のみです。
全国的にも現存操車塔は少なく、実に貴重な存在。

函館市電旧操車塔
函館市電旧操車塔
名称 函館市電旧操車塔/はこだてしでんきゅうそうしゃとう
所在地 北海道函館市末広町5
関連HP 函館市公式観光情報
電車・バスで 函館市電十字街停留場からすぐ
ドライブで 函館空港から約9km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 函館市企業局交通部事業課 TEL:0138-52-1273/FAX:0138-52-1049
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
函館市電

函館市電

北海道函館市の市営の路面電車が函館市電。函館市企業局交通部が運行する軌道で、札幌市電とともに北海道遺産にも選定されています。明治30年12月12日、亀函馬車鉄道(きかんばしゃてつどう)が弁天町(現・函館どつく前)〜東川町間に馬車鉄道を開業し

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