豊平峡ダム(定山湖)

豊平峡ダム(定山湖)

北海道札幌市南区定山渓、豊平川の治水、発電、札幌の水瓶(札幌市の給水需要は豊平川が98%)としての機能などを目的に昭和47年に完成した多目的ダムが、豊平峡ダム(定山湖)。ダム湖である定山湖の名称は、定山渓温泉の開祖である僧侶・美泉定山の名前に因んだもので「ダム湖百選」にも選定。

美しいアーチダムは放水(観光放流)風景を見学可能

豊平峡ダム(定山湖)

堤高102.5m、堤頂長305.0mのアーチ式コンクリートダム(昭和47年完成)で、黒部ダムと同様にアーチ式のダム堰堤からのダイナミックな放水を見学できます。
豊平峡ダムから豊平峡発電所までダム湖(定山湖)の水を送り水力発電を実施する特定多目的ダム(国土交通省直轄ダム)。

ダム上流部の国有林は「奧定山渓国有林水源の森」として林野庁の「水源の森百選」のひとつ。
豊平峡ダム観察教育林(豊平峡ダムの直下流域の森)、豊平峡風景林(豊平峡ダム周辺、ダム上流域の森)にも指定され、新緑や紅葉の名所にもなっています。
「花もみじ」と称される新緑は5月中旬〜下旬、紅葉は10月上旬~10月中旬が見頃。
豊平峡は札幌中心部より2度~3度ほど気温が低いので、防寒に留意して探勝を。

ダム周辺には、豊平峡ダム資料館、豊平峡展望台(運行日限定の「豊平峡リフトカーひぐま号」または徒歩で到達)、さらに遊歩道で登る見晴し展望台、渓谷展望台、などがあり、観光目的で訪れても十分に楽しむことができます。
また、ダム堰堤と、右岸側の岩壁を結んで、カムイ・ニセイ橋(豊平峡ダム歩道橋)が架けられています。
カムイ・ニセイは、アイヌ語で kamuy(=神の)・Nisei(=絶壁)の意。
国内初・最大規模の片持ち構造で支える桁橋で、その名の通り絶壁とダムを結ぶユニークな橋です(その構造は現地でじっくりと見学を)。

ちなみに道内にあるアーチ式ダムは、豊平峡ダムと秘境的存在(日高山中、ヒグマの生息地を徒歩で数時間歩いて到達)の奥新冠ダム(新冠川本流/新冠町)の2ヶ所のみとなっています。

冷水駐車場からダムサイトへはハイブリット電気バスも運行

豊平峡ダム(定山湖)
ハイブリッド電気バス

支笏洞爺国立公園内にあり、環境の保護のため、ダム入口の冷水駐車場からダムサイトまで一般車両・バイク・自転車の乗り入れは通年禁止。
入口のからダムまでの2kmは、ハイブリッド電気バスまたは徒歩で(冷水トンネルを抜け、第一滝見橋で九段の滝を眺望します)。
歩いても30分ほどなので、天気が良ければ片道(復路)は歩くのも手。

例年6月1日~10月31日が観光放流の実施期間で、ハイブリッド電気バスの運行期間(例年5月1日〜11月3日)が観光シーズンということに。

毎年7月に1日のみ実施の『豊平峡ダム見学デー』では普段は一般開放をしていない豊平峡ダムの管理用通路を通り、大迫力の放流を間近で見学できます(小学4年生以上が対象で、事前予約が必要)。

豊平峡ダム(定山湖)
名称 豊平峡ダム(定山湖)/ほうへいきょうだむ(じょうざんこ)
所在地 北海道札幌市南区定山渓840地先
関連HP 豊平峡電気バス公式ホームページ
ドライブで 道央自動車道北広島ICから約40km、恵庭ICから約53kmで冷水駐車場
駐車場 豊平峡ダム入口駐車場(冷水駐車場)を利用
問い合わせ 豊平峡電気バス TEL:011-598-3452
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
豊平峡展望台

豊平峡展望台

北海道札幌市南区定山渓、豊平川を堰き止めた巨大なアーチダム(多目的ダム)の豊平峡ダム。「北海道の黒部ダム」ともいえるその観光放流の風景を俯瞰的に眺めることができるのが、ダム堰堤右岸側(上流から見て右岸)の高台にある豊平峡展望台です。まずはこ

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