北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館

北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館

北海道北見市の礎を築いたハッカ(薄荷)。明治35年頃から生産が始まったハッカは昭和14年に全盛期を迎え、当時世界ハッカ市場の7割を占めるまでに成長していました。ハッカ産業の発展に大きく貢献したのが昭和9年に開業したホクレン北見薄荷工場。昭和10年築の研究所を再生したのが北見ハッカ記念館で、近代化産業遺産にも認定。

北見のハッカ生産の歴史を学ぶ

北見ハッカ記念館は、保証責任北海道信用購買販賣組合聯合會(北聯、現・ホクレン農業協同組合連合会)北見薄荷工場の研究所として昭和10年12月築の建物。
昭和58年に北見市に寄贈され、昭和61年から北見ハッカ記念館として公開されています。
「人とハッカ」、「製品のできるまで」、「ホクレン北見薄荷工場」、「ハッカとそのなかまたち」の4つのテーマで、北見のニホンハッカ(日本薄荷)生産の歴史を展示解説しています。

「北海道における近代農業、食品加工業などの発展の歩みを物語る近代化産業遺産群」の「北見市のハッカ製造関連遺産」として薄荷蒸溜館の収蔵物(田中式蒸留釜)、ハッカ御殿などとともに経済産業省の近代化産業遺産に認定。

併設の北見薄荷蒸溜館は、農家が共同でハッカ小屋を所有し、ハッカ蒸しを行なっていた当時を再現するために復元したハッカ小屋で、箱蒸籠型蒸溜器、田中式蒸留釜などを展示。

ニホンハッカ(日本薄荷)は、水蒸気蒸留によって薄荷油を抽出。
これを冷却して再結晶させハッカ脳を精製。
近年は化学工業的に合成されたメントールにシェアを奪われ、生産が減少しました。
4月〜11月は毎日蒸溜実演も実施。

「北見のハッカとハーブ」は環境省の「かおり風景100選」にも選定されています。

北海道経済を支えた北見のハッカ栽培
北見周辺のハッカ栽培・製油業は、明治末期に東北地方からの入植者が始めたもの。
大正時代には北見を中心に本格的に普及。
昭和9年にアメリカへの輸出を開始し、これが高い評価を受け、最盛期の昭和14年頃には、作付面積2万ha、世界市場の7割を占めるほどの一大輸出産業へと発展したのです。
ハッカの採油量を飛躍的に増したのが「田中式蒸溜釜」。
岐阜県出身の田中篠松は、昭和3年に北見に入植し、ハッカ栽培を開始。
その傍らで蒸溜釜の研究を重ね「田中式蒸溜釜」を完成させ、昭和5年に特許を取得しています。
これにより、従来の「天水釜」の9倍、箱セイロの収油量がアップしています。

北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館 DATA

名称 北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館/きたみはっかきねんかん・はっかじょうりゅうかん
所在地 北海道北見市南仲町1-7-28
関連HP 北見ハッカ記念館公式ホームページ
電車・バスで JR北見駅から徒歩10分
ドライブで 北見道路北見中央ICから約2.5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ TEL:0157-23-6200
FAX:0157-23-6200
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
  

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