十勝平野には直線道路が数ありますが、彼方の日高山脈を目指しての直線道路が、音更町(おとふけちょう)にある音更メロディーライン。地元で「一直線の道」と呼ばれているように音更川を越えたあたりから音更市街を抜けての直線道路は、絵になるワンシーンとなっていて、ドライブにも絶好です。
音更帯広ICから十勝川温泉へ向かう途中に「一直線の道」が!
音更メロディーラインと称されるので、道路に凹凸がつくられ、走るとタイヤと道路の摩擦でメロディーを奏でるのかといえば、まったくそんなことはありません。
音更町によれば、「音更町の『音』にちなんで音更メロディーラインと名付け、観光振興に役立てています」とのこと。
正式名は、音更3号線道路という味気のない名前。
これでは人が呼べないと、商工会が名前を公募して、音更メロディーラインと名付けたというのが真相。
道東自動車道・音更帯広ICから十勝川温泉までの観光ポイントを結ぶ、町道の名称に付けられた観光的な愛称ということで、道東自動車道の北側を並走するように走る道です。
直線道路の東端は、南北に走る北海道道316号(上士幌音更線)の交点の東、東四線との交差点(東和地区)。
西端は音更市街を抜け、北海道道214号(川西芽室音更線)を越えた先、然別川(しかりべつがわ)です。
然別川に橋がないため、そこがバニシングポイントになっています。
直線部分はちょうど10kmほどありますが、東端の東四線との交差点部分は、堀切状態ですが標高が110mほどあり、俯瞰的に眺めることができます。
音更帯広ICから十勝川温泉を目指す場合は、東四線との交差点で記念写真を撮影、そのまま音更メロディーラインを東に走れば、道は南へと大きくカーブし、十勝川温泉に到達します。
【十勝風景街道】音更メロディーラインの直線道路 | |
所在地 | 北海道河東郡音更町 |
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