道道123号(太平洋シーサイドライン)沿い、ダケカンバの林を抜けた、チンベノ鼻と呼ばれる台地状の岬。この岬付近一帯100haに広がる、30万株の群落があやめが原。アヤメはヒオウギアヤメで、開花期は年により異なりますが、6月中旬〜7月上旬ぐらい。周辺は海霧に包まれることが多いので濃霧時の運転には注意を。
小さな岬一帯が美しいアヤメの花園に!
ヒオウギアヤメの開花時期、普段ひっそりとした原野も観光客でにぎわい、『あっけしあやめまつり』(6月下旬~7月上旬)も開催されます。
また、断崖の上の草原では、道産馬(どさんこ)なども放牧されているので、のどかな牧歌的風景を目にすることも。
北海道東部の海岸段丘では、古くから道産馬の放牧が行なわれてきました。
放牧の馬がイネ科植物などの雑草を食べ、有害なアヤメを食べないため美しいヒオウギアヤメの群落が誕生するわけで、放牧数の減少は雑草の侵入を招くことになっています。
そのためにあやめが原にはゲートを設けて、馬を柵内に囲い込んでいるわけなのです。
現在も約10頭の馬が放牧されているので、絶対に触れたり近づいたりしないように注意を。
あやめが原 | |
名称 | あやめが原/あやめがはら |
所在地 | 北海道厚岸郡厚岸町末広321 |
関連HP | 厚岸町公式ホームページ |
電車・バスで | JR厚岸駅からくしろバス霧多布温泉行きで26分、アヤメガ原下車、徒歩10分 |
ドライブで | 釧路空港から約78km |
駐車場 | 77台/無料 |
問い合わせ | 厚岸観光協会 TEL:0153-52-3131/FAX:0153-52-3138 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |