「北海道三大秘湖」に数えられるオコタンペ湖の水は、滝や急流となって支笏湖へと流れ下ります。オコタンペ湖展望台から北海道道78号支笏湖線を奥潭(オコタン)へと下る途中、タイトなヘアピンカーブの4連続を抜けた先がオコタンペ渓谷。オコタンペ湖の湖水は、湖南岸からオコタンペ川となって一気に流れ落ちています。
オコタンペ湖の水が支笏湖へと一気に落下
道道に架かるオコタンペ橋から上を見上げると樹林の間に落差10mの滝が確認できますが、国土地理院の2万5000分の1地形図にもしっかりと滝マークが記されています(無名の滝)。
湖面と橋との標高差は100m弱。
距離は200m少々ですから、湖水はまさに滝となって峡谷を駆け抜けているのです。
実は、オコタンペ湖は2000年前に噴火したオコタンペ湖溶岩によってオコタンペ川が堰き止められて誕生。
橋から見上げる景観はちょうどオコタンペ湖溶岩の堰堤(ダム)部分を観察することになるのです。
ちなみに支笏湖畔の奥潭(オコタン)から美笛キャンプ場入口の間は、崩落箇所が多く、通行することができません。
というわけで、残念ながら支笏湖は目下一周ドライブができません。
「復旧のメドは立っていない」ということなので、当面は奥潭(オコタン)でUターンということに。
ご注意/オコタンペ湖は、漁岳周辺森林生態系保護地域のため立入が厳しく制限されています。
オコタンペ渓谷 | |
名称 | オコタンペ渓谷/おこたんぺけいこく |
所在地 | 北海道千歳市奥潭 |
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