安政6年(1859年)、箱館(現・函館市)にやってきたフランスの宣教師メルメ・デ・カッション(Mermet de Cashon)が文久元年(1861年)に創建したローマカトリック教会がカトリック元町教会。建物は度重なる火災のため焼失し、現在のゴシック様式の建物は大正13年に建てられたもの。
大正13年築に再建されたゴシック様式の教会
大正13年の再建時にはパリから280貫の鐘が届き、それを吊るすための高さ33m(百尺)の鐘楼も建てられています。
ゴシック様式の聖堂として、その美しさは今に続いています。
火災の見舞いとしてローマ法皇ベネディクト15世から贈られた館内の祭壇と説教台は、日本で唯一ローマ法王から贈られたという貴重なもの。
内部は行事のある場合を除き無料で拝観できますが、信仰の場であることに十分留意して見学を。
函館・元町には、函館ハリストス教会、函館聖ヨハネ教会そしてカトリック元町教会と3つの教会があり、函館市元町末広町重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
3つの教会が函館の元町のエキゾチックな雰囲気を盛り上げています。
カトリック元町教会 | |
名称 | カトリック元町教会/かとりっくもとまちきょうかい |
所在地 | 北海道函館市元町15-30 |
関連HP | 函館市公式観光情報はこぶら |
電車・バスで | JR函館駅前から函館市電函館どっぐ前行き、谷地頭行きで5分、十字街下車、徒歩10分 |
ドライブで | 函館空港から約10km |
駐車場 | 元町観光駐車場(93台/有料)・市営函館山山麓駐車場(58台/有料) |
問い合わせ | カトリック元町教会 TEL:0138-22-6877/FAX:0138-22-2837 |
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