知床半島「キケン道なし!」の相泊へ

知床半島先端部は道路が通じていません。知床岬へ到達するには、羅臼側の海岸線を命がけ、ザイルにしがみつき、ある場所では海を泳いで到達するしかありません。まさに探検の世界です。
車でどこまで到達できるのか?

まずは下の地図をじっくりとご覧あれ。海岸線に通る黄色い線が、道道。半島北側(ウトロ側)は、カムイワッカ湯の滝入口の先、知床大橋まで北海道道93号知床公園線です。ただし、8月および9月下旬の連休などはマイカー規制が実施され、ウトロ温泉バスターミナルまたは知床自然センターからシャトルバスに乗り換えとなります。

ルサ川から先端は世界遺産の海域

ここで、注目は半島南側(羅臼町側)。北海道道87号知床公園羅臼線が羅臼町市街から羅臼町相泊の24.5kmを結んでいます。 実は、世界自然遺産に登録された知床ですが、「知床半島周辺の海域も世界遺産になっている」のです。これは「流氷がもたらす知床の豊かな海洋生態系」が世界遺産の登録理由なので、当然といえば当然なのですが・・・。

羅臼町側では、ルサ川(環境省のルサフィールドハウスが建っています)から半島先端部が、世界遺産の海域。

つまり、羅臼町市街から相泊を目ざすと、その途中のルサ川からは、ずっと世界遺産登録の海域を右手に見ることになります(下の画像は瀬石地区にあるセセキの滝)。

セセキの滝
セセキの滝
 

相泊橋がバニシングポイント

下の地図を見てください。北海道道87号(黄色い線の道)は突然橋で切れています。
実はその先の海岸に点々としている家屋は昆布漁の番屋。ドラマ『北の国から』の舞台となった「純の番屋」もこの崩浜にあります。
 

相泊・道道終点(相泊橋)
相泊・道道終点(相泊橋)
 
この先はいわゆる道路はありません。知床岬へ「探検」をしようという場合には、ルサフィールドハウスに相談を。

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