羅臼峠
羅臼市街から標津方面に国道335号を走り、春日町を越えると羅臼町営のキャンプ場の先で国道はスノーシェルターに入りますがこの海岸側の旧国道にあるのが羅臼峠。森繁久彌さんが作った『知床旅情』(元歌は『サラバ羅臼』)で、「君は…
羅臼市街から標津方面に国道335号を走り、春日町を越えると羅臼町営のキャンプ場の先で国道はスノーシェルターに入りますがこの海岸側の旧国道にあるのが羅臼峠。森繁久彌さんが作った『知床旅情』(元歌は『サラバ羅臼』)で、「君は…
斜里市街からウトロへ向かう途中、国道334号沿いにあるのがオンネベツ川鮭鱒観覧施設。知床連山からオホーツク海に流れ出すオンネベツ川は通年、本支流ともに保護水面になっていて釣りは厳禁。加えて5月〜8月には河口から500m以…
網走と根室を結ぶ国道244号。北見と根室の支庁境に位置するのが知床山系南端(斜里岳までを知床連山とする考え方もありますが)の根北峠(こんぽくとうげ)です。国道は根北峠から標津市街へと下りますが、その途中にあるのが国後島を…
江戸時代に献上鮭を出した、北海道一美味しい鮭が穫れる川が別海町を流れる西別川。その周辺には兼金沼(かねきんとう)などの三日月沼が残りますが、そのひとつが西丸別川途中の茨散沼(ばらさんとう)。国道244号からダートの茨散林…
根室エリアの1戸あたりの牧場面積は全道平均の3倍にあたる68.4ha。一戸あたりの飼育数も116頭にも及びます。鮭鱒の漁獲高日本一など、漁業の町のイメージが強い標津町ですが、内陸部を走ると牧草地帯が続いています。現在、「…
新酪農村(パイロットファーム)とは、欧米型の大規模な酪農スタイルを目指し、昭和48年から始まった国家的プロジェクトのこと。1戸あたり50haという広大な草地に牛60頭ほどを飼育するというスタイル。そんなパイロットファーム…
国道244号と243号の合流点近くにある史跡。奥行臼(おくゆきうす)という地名は、アイヌ語のウコイキ・ウスで戦闘のあった場所という意味、つまり根室ポロモシリのアイヌと厚岸のアイヌが戦闘した場所。そんな場所に開拓時代に造ら…
標津町の市街地背後の小高い丘は、望ヶ丘公園として整備されていますが、実は一帯はアイヌのチャシ(砦)跡。公園の下に茶志骨(ちゃしこつ)という字名(あざめい)がありますが、アイヌ語のチャシ・コツ(chasi-kot=城・砦跡…
ポー川史跡自然公園の公園入口エリア、標津湿原(しべつしつげん)への木道の入口に位置する博物館。伊茶仁カリカリウス遺跡の解説では、オホーツク文化人の末裔にあたる、トビニタイ文化の土器などが興味深い展示となっています。展示さ…
浜中町から根室市に至る道道142号(北太平洋シーサイドライン)の途中にある展望駐車公園が羨古丹駐車公園(うらやこたんちゅうしゃこうえん)。北太平洋シーサイドラインは、観光客の少ない秘境ムードたっぷりのドライブルート。羨古…
北国、港町、霧と演歌調のヒット曲の三要素が揃う釧路。『柳ヶ瀬ブルース』(昭和38年)、『新潟ブルース』(昭和42年)と並ぶ、美川憲一のご当地ソングシリーズの『釧路の夜』は、昭和43年のヒットソング。幣舞橋たもとのぬさまい…
明治22年に北海道随一という長い木橋が架けられたのが釧路川の河口部に架かる幣舞橋(ぬさまいばし)の始まり。当時は有料で「愛北橋」と呼ばれていました。その後、明治33年、国によって初代の幣舞橋が架橋され、今では旧釧路川に架…
北海道遺産、さらには準鉄道記念物に登録の「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」。第五音更川橋梁(だいごおとふけがわきょうりょう)は、国の登録有形文化財に指定の全長109mという長大なアーチ橋です。「旧国鉄士幌線コンクリ…
上士幌市街から国道273号(糠平国道)をぬかびら源泉郷・糠平湖方面に走ると泉翠峡、元小屋ダム湖という景勝地があります。この峡谷に架かる全長71mのアーチ橋が第三音更川橋梁(だいさんおとふけがわきょうりょう)。旧国鉄士幌線…
旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁は、糠平湖の東岸にあり、東岸を走る林道は地元の営林署に入林許可が必要となるため(あるいは地元NPOのツアーに参加して散策するのが一般的)、簡単にはアプローチできません。そのため、糠平湖の西…
糠平湖(ぬかびらこ)の湖畔にコンクリート製の大きなメガネ橋があります。このタウシュベツ川橋梁は、帯広から十勝三股間を結んでいた士幌線(しほろせん)の廃線跡(昭和62年に全線廃止)。現在も糠平湖周辺に数多くの橋梁が残ってお…
ウトロ港から知床五湖方面へ海岸沿いの国道を走ると、幌別橋で幌別川を渡った先で展望駐車公園があります。これがプユニ岬。標高90m、ウトロ港を眼下に、網走方面への海岸線、さらに快晴の日には遠く阿寒国立公園の山々とワイドなパノ…
知床の玄関口、温泉ホテルの並ぶウトロの高台、ウトロ温泉街に近い国設知床野営場(開設は6月20日〜9月30日)にある展望地。ウトロ港と三角岩、オロンコ岩を眼下に、海に沈む夕日の名所で斜里町の知床八景のひとつに数えられていま…
ウトロ港の観光船乗り場の脇にある高さ60mの巨岩。岩というより山というのが正しい表現。周囲は断崖だが頂上は平らで、なんとお花畑になっています。頂上からはウトロ港を眼下に、知床連山を一望に。岩の頂上に上がる階段は203段、…
斜里岳に積もった雪が伏流水となって湧き出すのが来運の水。来運の水の湧出量は毎分5tもあり、水温は6度前後で、夏は非常に冷たく感じます。来運地区は明治32年に開拓されましたが、開拓時代から森から湧く泉は大切にされてきたので…
斜里駅(現・知床斜里駅)と越川駅を結んだ国鉄根北線(こんぽくせん)。昭和45年に廃止されましが、計画では根北峠を越え、標津線の根室標津駅と結ぶ予定でした。昭和14年に完成したのが越川橋梁(第一幾品川橋梁)。国の登録有形文…
遠軽市街を見下ろす標高160.8mの岩山で、北海道自然百選にも選定される遠軽町(えんがるちょう)のシンボル。アイヌ語でインカル・シ(inkar-us-i/いつも・眺める・ところ)というように見晴はバツグン。730万年前に…
斜里町役場の裏手、知床博物館の西側のこんもりと茂った町民公園にある史跡。1807年(文化4)年、江戸幕府は津軽藩、秋田藩などの東北諸藩に蝦夷地警備を命じています。寒さに強いという理由で東北諸藩がロシアの南進策に対抗する蝦…
稚内市街の背後に聳える標高172.9mの丘の頂き近くに建つ展望塔が開基百年記念塔。地上70m(海抜240m)の位置にガラス張りの展望室があり、サロベツ原野、宗谷海峡、利尻・礼文、樺太(サハリン)の島影を眺めることができま…