北海道夕張市清水沢3丁目、JR石勝線・三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の駅の跡が、清水沢駅跡(しみずさわえきあと)。夕張炭鉱の全盛時代には、三菱大夕張炭鉱、南大夕張炭鉱から石炭を運び出す三菱石炭鉱業大夕張鉄道線との分岐点として賑わった駅です。
明治30年、北海道炭礦鉄道が開設した歴史ある駅
明治30年2月16日、北海道炭礦鉄道(北炭=元薩摩藩士の堀基が初代の社長)が紅葉山駅~夕張駅間に開業した歴史ある駅で、明治39年10月1日に国有化され、官設鉄道(戦後の国鉄、現・JR北海道)に。
北海道炭礦鉄道(北炭)は、室蘭線(追分駅~夕張駅間)を明治25年11月1日に開業させ、炭鉱から産出される石炭を積出港である室蘭。小樽へと搬出しました。
明治44年6月1日には大夕張炭礦専用鉄道(後の三菱石炭鉱業大夕張鉄道線)が開通し、夕張炭鉱の石炭輸送を支えました。
昭和62年4月1日、国鉄の分割民営化により、JR北海道石勝線の駅となりますが、平成31年4月1日、新夕張駅~夕張駅間(夕張支線16.1km)廃止に伴い廃駅になっています。
ピークの昭和39度は1日平均2600人の乗車客数がありましたが、昭和62年度に三菱大夕張鉄道が廃止され、無人化前年の平成26年度には12人に減少していました。
炭都夕張の象徴だった清水谷駅舎も令和4年に解体されています。
注/使用する画像は解体前の清水沢駅舎です
清水沢駅跡 | |
名称 | 清水沢駅跡/しみずさわえきあと |
所在地 | 北海道夕張市清水沢3-147-11 |
ドライブで | 道東自動車道夕張ICから約9km |
駐車場 | あり/無料 |
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