北海道佐呂間町、サロマ湖の富武士港(とっぷしこう)を眼下にする展望台がピラオロ展望台。サロマ湖の湖畔を走る国道238号(オホーツクライン)の幌岩山入口近くにある展望台でアプローチも便利。コンクリート製の立派な施設の屋上が展望台になっていて、双眼鏡も設置。ピラオロはアイヌ語のピラ・オロ(pira-or=草の生えない崖・あるところ)。
アイヌ語で「崖の上」展望台からサロマ湖を眺望
富武士(とっぷし)とはアイヌ語でトウプ・ウシ(小さなウグイ・あるところ)に由来。
サロマ湖が汽水湖だった(現在は海水湖に近い)明治半ばまではウグイ漁も行なわれていたのです。
ピラ・オロ、トウプ・ウシというふたつの地名からアイヌの人たちは眺めのいい崖の上からサロマ湖の魚群を探していたと想像できます。
富武士港入口には「ホタテ養殖発祥の地」が立っていますが、湖口開削で海水が浸入するとカキが激減。
その後、ニシン漁も不振になったため富武士の佐呂間漁協が湖面が凍結する冬期間のみホタテを吊した縄を所定の深さまで沈めるというホタテ養殖技術を生み出し、サロマ湖が日本一のホタテの産地となっています。
その記念に立てられた碑です。
ピラオロ展望台 | |
名称 | ピラオロ展望台/ぴらおろてんぼうだい |
所在地 | 北海道常呂郡佐呂間町富武士 |
関連HP | 佐呂間町公式ホームページ |
ドライブで | 女満別空港から約58km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 経済課商工観光係 TEL:01587-2-1200 |
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