泉源公園の間欠泉

泉源公園の間欠泉

北海道登別市、登別温泉の中心街に建つ、登別温泉発祥の宿ともいえる第一滝本館の前にあるのが泉源公園。公園内に3時間おきに、80度の温泉が高さ8mに吹き上がる間欠泉があり、噴出は50分ほど続くので、見学にも最適。噴出のたびに2000リットルの温泉が湧出しています。かつては公共浴場の泉源にもなっていました。

かつては「登別温泉大浴場」の泉源にも

泉源公園には「鬼の金棒」(おにのかなぼう)のモニュメントが9本設置され(「湯鬼神の九金棒」)、地上に見える8本は学業成就、無病息災、金運上昇、商売繁盛、立身出世、家庭円満、良縁成就、子孫繁栄とそれぞれ異なるご利益があり、残りの1本(大願成就)は地中に埋められています。

「鬼願」(きがん)の絵馬は、観光協会やホテル・旅館で販売されています。

泉源公園は、平成8年に開湯150年を記念して登別市などが8000万円をかけて「ホテル登別パラダイス」(昭和12年開業「登別温泉大浴場」を受け継いだホテル)の跡地に整備したもの。
間欠泉もホテルが泉源として使っていたため、全国的にもほとんど無名の存在でした。
登別温泉には大正地獄にも間欠泉がありますが、火山活動の活発化で見学不可になっています。

ちなみに「日本三大温泉郷」とも称される登別温泉(登別市)、九州・大分県の別府温泉(別府市)、長野県の上諏訪温泉(諏訪市)には、すべて間欠泉が存在しています。
北海道には間欠泉が3ヶ所あり、登別温泉のほかは、羅臼間欠泉(羅臼町)、しかべ間歇泉公園(鹿部町)です。

泉源公園の間欠泉
名称 泉源公園の間欠泉/せんげんこうえんのかんけつせん
所在地 北海道登別市登別温泉町無番地
関連HP 登別国際観光コンベンション協会
電車・バスで JR登別駅から道南バス登別温泉行きで15分、登別温泉バスターミナル下車、徒歩5分
ドライブで 道央自動車道登別東ICから約6km
駐車場 地獄谷駐車場(有料)
問い合わせ 登別国際観光コンベンション協会 TEL:0143-84-3311
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
羅臼間歇泉

羅臼間欠泉

北海道目梨郡羅臼町、羅臼岳の羅臼側の登山口にあるのが間欠泉が羅臼間欠泉(らうすかんけつせん/羅臼間歇泉)。世界自然遺産に登録される知床ですが、ほとんど宣伝されていないため、知床を訪れる人でも存在すら知らない人が大半。現在でも60分〜90分間

しかべ間歇泉公園

しかべ間歇泉公園

北海道茅部郡鹿部町にある間欠泉を中心に整備された公園がしかべ間歇泉公園。大正13年の温泉の試掘中に偶然発見された間欠泉で、道の駅にもなっています。鹿部町は大正7年創業の「鹿の湯」など随所に温泉が湧く温泉の町。そのシンボルがしかべ間歇泉公園で

泉源公園の間欠泉

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