札幌二条市場

札幌二条市場

北海道札幌市中央区、札幌テレビ塔から徒歩5分ほど、狸小路商店街から徒歩1分と札幌の市場のなかでも比較的交通の便がよいため、観光客でも利用しやすいのが、二条市場。明治初期に石狩浜の漁師が新鮮な魚を売り始めたことがきっかけというだけあって今も海産物の店が中心に30店舗ほどが入居しています。

市場で味わう海鮮丼は朝食やランチにもおすすめ!

札幌二条市場
雨や雪の日でも安心して買い物ができます

函館の朝市と並ぶ人気の市場で観光客の利用が多いため、「観光地価格」という人もいますが、実際には地元の利用も多く、店の人にいわせれば、「スーパーよりも高いのは、鮮度と品質の違い」とのこと。

しかも二条市場には北海道で水揚げされるほとんどの魚介類が揃っていて、大半の店は、商品の宅配も可能。
札幌市中央卸売市場で早朝に競り落とされた魚介が並ぶので、鮮度を気にする人は、なるべく午前中に出かけるのが賢明。
スーパーと違うのは、調理済みや小分けの品が少ないこと。
店をハシゴして、希望にマッチする品を見つけるのがおすすめです。
 明治39年創業の「堺本商店」など、老舗をまずはチェックするのも手。

「高い」といわれるのは、北海道産のものも多く扱っているから。
カニもロシア産なら安いのですが「味にこだわるなら、予算が許すなら道内産をぜひ」。

地元の人の利用も多い「近藤昇商店 寿司処 けいらん」など海鮮丼の店も多く、無添加生うになどが味わえる店も。
朝食やランチに海鮮丼というのもおすすめです。

札幌二条市場
道内産、浜茹でのカニには注目を!

札幌二条市場の歴史

明治時代の初め、石狩浜(現・石狩市)の漁師が石狩川を遡って鮮魚を売り始めたことがルーツという歴史ある市場。
当初は、当時舟運に使われていた創成川の船の荷の積み下ろしをする人たちを相手に商売をしたのだとか。
今も創成川近くに軒を連ねるのはそんな歴史的な背景があったから。

明治34年1月18日の札幌大火(南1条西1丁目付近から出火、創成川が凍結し消火活動が困難)後の明治36年には「魚市場」として発展し、昭和になってから「二条市場」という名前が定着。
組合の名前は今も、「札幌二条魚町商業協同組合」と魚市場時代の名残をとどめているのです。

札幌二条市場
名称 札幌二条市場/さっぽろにじょういちば
所在地 北海道札幌市中央区南3条東1丁目〜東2丁目
関連HP 札幌二条市場公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄大通駅から徒歩7分
ドライブで 道央自動車道北広島ICから
駐車場 契約駐車場があり2000円以上の購入で1時間まで無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

札幌二条市場

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