昭和52年〜昭和57年に888両が製造され、日本各地で活躍した国鉄キハ40系気動車。耐寒・耐雪装備を備えたこともあって、分割民営化時には887両がJRグループに移管しましたが、各地で姿を消しつつあります。JR北海道管内で今も定期列車として活躍するのは、室蘭本線の一部と、日高本線だけです。
ディゼルカー「よんまる」は日高本線で活躍中

「国鉄キハ40系気動車」というのは総称で、正しくは両側に運転台があり1両の単独走行が可能なキハ40形、同形式の片運転台版といえるキハ48形、片運転台でデッキなし・両開き2ドアの近郊輸送用であるキハ47形の3形式があります。
キハ40形とキハ48形には、窓が小型で2重窓の北海道向け仕様もあって、防寒対策も施されています。
製造から40年以上が過ぎたことから、JR東日本、JR東海では完全に引退。
つまり関東や東海ではその勇姿を見ることはできません。
JR北海道でも、2025年3月のダイヤ改正以降、キハ40の定期運行が行なわれるのは、日高本線(苫小牧駅~鵡川駅)と室蘭本線の一部(苫小牧駅〜岩見沢駅)のみとなっています。
日高本線で活躍のキハ40形1700番台は、懐かしいボックス席も健在です。



【JR北海道】日高本線で現役で活躍! 国鉄キハ40系気動車 | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |