オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた、約8km、275haにわたる砂丘地帯に、野生の花々が咲く自然の花畑。海側にはハマナス、エゾカンゾウ、国道224号を挟んで濤沸湖側には、センダイハギ、ヒオウギアヤメの大群落もあり、見事。6月〜8月にかけて、40種類の花が咲きますが、6月中旬〜7月下旬が花の最盛期。
オホーツク海沿いの砂丘にお花畑が続く
小清水原生花園インフォメーションセンター「Hana」を起点に、整備された遊歩道からの知床連山の眺めは最高。
5月〜10月には釧網(せんもう)本線の臨時駅・原生花園駅も開設されます。
一時期、放牧の中止や釧網本線を走るSLの廃止に伴う「野火」の減少によって外来の牧草が増殖し、花の減少が伝えられましたが、平成5年から春先に野焼きが行なわれるようになり、球根の植栽、帰化植物の除去などの保護活動も実施されて、美しい花畑が復活しています。
遊歩道を使ってオホーツクの浜に降りれば、ここが、「日本最北の鳴き砂」なんだとか。
サロマ湖ワッカ原生花園(北見市)とともに「北海道遺産」に登録されています。
小清水原生花園花カレンダー
エゾノコリンゴ:5月下旬~6月上旬
クロユリ:6月上旬~6月中旬
センダイハギ:6月上旬~6月下旬
ハマエンドウ:6月上旬~7月下旬
エゾスカシユリ:6月下旬~7月中旬
エゾキスゲ:6月下旬~7月中旬
ハマナス:6月下旬~8月下旬
ハマフウロ:6月下旬~8月下旬
エゾカワラナデシコ:7月上旬~8月中旬
ヒロハクサフジ:7月上旬~8月下旬
小清水原生花園 | |
名称 | 小清水原生花園/こしみずげんせいかえん |
所在地 | 北海道斜里郡小清水町浜小清水 |
関連HP | 小清水町公式ホームページ |
電車・バスで | JR原生花園駅(5月~10月のみ開設)下車、すぐ |
ドライブで | 女満別空港から約35km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | インフォメーションセンター「Hana」 TEL:0152-63-4187 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |