第53回あかびら火まつり(火文字焼き)|赤平市|2024

2024年7月13日(土)〜7月14日(日)、赤平市で『第53回あかびら火まつり(火文字焼き)』を開催。石炭産業で栄えた赤平市らしい、火をテーマにした祭り。ズリ山の斜面に点火される『火文字焼き』もそんな赤平の石炭産業の歴史を後世に伝えるもの。「火神輿(ひみこし)」や「火ょっとこ踊り」などユニークな祭りは今、道内でも大注目です!

ズリ山に点火する『火文字焼き』は圧巻!

火文字焼き
 
昭和47年3月、炭鉱の閉山など暗いニュースが漂う赤平市で、沈滞ムードを一掃するためにも、今まで各地区で行なっていた祭り(商工祭り、赤平神社祭り、赤間山祭り)を統一して、市民こぞって参加する祭りにという声が高まりました。
そうして、統一市民祭りとして昭和47年7月に開催されたのが、『第1回赤平市民祭り』。

赤平市は大正7年の茂尻炭鉱の開鉱をきっかけに石炭産業で隆盛。石炭産業の最盛期には大小23もの炭鉱がありました。最盛期である1960年代には6万人もの人口が。最後に残ったのが住友赤平炭鉱(平成6年閉山)の山の火を消さないでという願いを込めて赤平市青年会議所が京都の『大文字焼き』にヒントを得て始めたのが現在の『火文字焼き』です。
旧赤間炭鉱ズリ山に描いた火文字に点火しました。
(ズリ=炭鉱の坑内で石炭を採掘したときに削られた岩石や選炭時に出る廃石)

「火神輿」は昭和58年に登場。
第15回から「火ょっとこ踊り」が加わり、市民参加型にパワーアップ。現在の『あかびら火まつり』と名称も改まりました。

現在では、市民参加型の祭りとして定着し、赤平コミュニティ広場をメイン会場に、ズリ山の左斜面に火文字焼き会場を設置して、多くの見物客を集めて行なわれています。
ちなみに赤平駅のすぐ裏手にあるズリ山には、777段という「ズリ山としては日本一の段数」を誇るズリ山階段があります。
こちらも穴場ファンなら必踏の地。

 

第53回あかびら火まつり(火文字焼き)|赤平市|2024
開催日 2024年7月13日(土)〜7月14日(日)11:00〜22:00
所在地 北海道赤平市東大町3-5
場所 赤平市コミュニティー広場
関連HP あかびら火まつり公式ホームページ
問い合わせ 赤平火まつり実行委員会事務局(赤平観光協会) TEL:0125-32-1841
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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