阿寒湖畔と弟子屈(てしかが)市街を結ぶ阿寒横断道路(国道241号)。ルート途中の最高地点(標高750m)に位置し、噴煙上げる雌阿寒岳と雄阿寒岳の両岳を眺める展望台が双岳台です。路側を利用した展望地ですが、最近では寄り道しない旅人が多くなっていますが、阿寒横断道路屈指の絶景ポイントになっています。
双岳台の別名は「永山峠」
双岳台には永山峠の名がありますが、これは阿寒横断道路を計画し、その建設に尽力した時の釧路土木派出所長・永山在兼(ながやまありかね)を讃えての名前。
昭和5年10月に開通した阿寒横断道路は、永山道路と地元では呼んでいました。
実は永山在兼が自らの進退をかけて開通させた道路だったのです。
阿寒国立公園が誕生するのは昭和9年のことで、道路開通以後。
つまり、まだ地元の村には乗用車がない時代に、将来の国立公園昇格などを見越して、道路建設を進めたのです。
道路から眺める限りでは原生林の阿寒国立公園。
横断道路沿いの原生林は伐採されずに残されていますが、空撮などの際に空から眺めると意外に伐採が進んでいることに驚かされます。
『日本百名山』の阿寒岳は、雌阿寒岳!
深田久弥の『日本百名山』で、阿寒岳は、雄阿寒岳ではなく、雌阿寒岳のことをを指しています。
アイヌ語で雌阿寒岳はマチ・ネ・シリ(mat-ne-sir=女・である・山)、雄阿寒岳はピンネシリ(pin-ne-sir=男・である・山)で、そのまま和人が意訳したものが雌阿寒岳、雄阿寒岳の山名で、まさに雌雄(マチ・ピン)が対になって眺めることができるのが双岳台とうわけです。
アイヌ語で雌阿寒岳はマチ・ネ・シリ(mat-ne-sir=女・である・山)、雄阿寒岳はピンネシリ(pin-ne-sir=男・である・山)で、そのまま和人が意訳したものが雌阿寒岳、雄阿寒岳の山名で、まさに雌雄(マチ・ピン)が対になって眺めることができるのが双岳台とうわけです。
双岳台 | |
名称 | 双岳台/そうがくだい |
所在地 | 北海道釧路市阿寒町 |
関連HP | 釧路・阿寒湖観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 釧路空港から約66km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 阿寒湖まりむ館観光インフォメーションセンター TEL:0154-67-3200 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |