全国に数あるメロディーロードですが、生まれは南知床・標津町だということは案外知られていません。「メロディーロード」は篠田興業の商標登録。その篠田興業があるのが世界遺産・知床の南の玄関口、標津町なのです。(株式会社篠田興業=標津郡標津町南2条東1丁目2/TEL0153-82-2179)
全国のメロディーロードの実験道路が標津に!
北海道実用化第1号メロディーロードは函館のきじひき高原(きじひき高原パノラマ展望台に向かう道)にありますが、平成16年10月に実験ロードとして全国に先がけて施工された道が、標津町川北北7線(町道)。
その仕組みは、舗装道路の路面につくられた溝と、その溝の上を走行するタイヤとの接触や、摩擦、空気圧縮破裂現象により発生する音で、メロディーを生じさせるというもの。メロディーロードおよびメロディーロード設計プログラムとして平成23年3月25日に特許登録がされています(特許第4708354号)。
メロディーロードを走ったら路面にもご注目を。
標津町の北7線の場合には、時速60kmの法定速度で走ると、「♪しれとこのみさきに♪」と聞こえてくるわけです。
全国にこんなにある! 「メロディーロード」
福島県・金山町早戸大橋近く奥会津シンフォニーロード(278m)=『カントリーロード』
長野県・茅野市車山ビーナスライン(210m)=『スカボロフェアー』
愛知県・豊田市山手町国道275号メロディトンネル(301.7m)=『どんぐりころころ』
滋賀県・琵琶湖大橋メロディーロード(610.2m)=『琵琶湖就航の歌』
和歌山県・紀美野町・国道370号高野西街道(320m)=『見上げてごらん夜の星を』
広島県・安芸高田市主要地方道吉田邑南町線「陰陽神楽街道」(神楽門前湯治場近く)(270m)=神楽の演目で流れる『鬼の登場シーン』での、笛、鐘、太鼓のメロディー