積丹半島の西側、神威岬の先端に建つ灯台で、明治25年8月25日初点灯で、北海道の灯台では5番目の歴史を誇っています。現在の灯台は昭和35年に改築された2代目。ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定された風光明媚な岬に建つ灯台で、灯台前の岬から沖を行く大型フェリーを眺めることができます。
沖の航路とニシンの漁場を守った歴史ある灯台
明治25年に建設された初代の灯台は、鉄造灯台で、建設費は2万5494円90銭8厘だったとか。
北海道庁は明治21年から6年間にわたり20基の灯台を建設していますが、最初に建設されたのがこの神威岬灯台です。
地上から灯頂部までの灯高は11.8m、平均海面から灯火部分までの灯高は81.65mで、光達距離は23.0海里(約43km)。
参観灯台ではないため、見学はできませんが、年に1日だけ「特別公開」され、その日に限っては内部の見学が可能となっています。
灯台の建設が急がれたのは、北前船以来の海の難所だったこと、さらにニシン漁の漁場として栄えたことが背景にあります。
そんな歴史を有する「積丹半島と神威岬」は、北海道遺産に登録されています。
神威岬灯台 | |
名称 | 神威岬灯台/かむいみさきとうだい |
所在地 | 北海道積丹郡積丹町草内 |
関連HP | 積丹観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR余市駅前から北海道中央バス神威岬行きで1時間33分、終点下車 |
ドライブで | 札樽自動車道小樽ICから約70km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 積丹町観光協会 TEL:0135-44-3715/FAX:0135-44-3716 |
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