2026年3月31日のダイヤ改正でJR北海道の留萌本線(深川駅〜石狩沼田駅)が廃止になります。もともとは留萌港から石炭や木材を出荷するために敷設され、増毛まで延伸して小樽・札幌からの直通急行も走っていました。累積する赤字で、現在は14.4kmしかない「日本一短い本線」となっていました。
都市間連絡バスや高速バスが活躍する時代に

国鉄の分割民営化で地域密着をかかげてJR北海道が誕生した際には、3176.6kmもの鉄路を有していましたが、2026年1月時点の営業キロは2254.9kmにまで減少。
もともと北海道は開拓のため、沿岸の港湾と内陸を結んで鉄道が発達、鉄道網のない道東などは、開拓鉄道と呼ばれる軽便鉄道が発達していました。
そうした北海道の鉄道網ですが、沿岸を走り、夏には全道一周の鉄道旅を楽しむ周遊券利用者を乗せて走った沿岸の路線から消えていき、今では鉄道での北海道一周も昔語りとなっています。
近年でも日高本線が災害から復旧することができずに2021年4月1日に30.5kmを除いて廃止に(もともとは146.5kmの路線)、さらに根室本線も2024年4月、富良野〜新得間81.7kmが廃止されて、繋がらない本線となったのです。
留萌本線も2020年、深川留萌自動車道が全通し、貨物はトラック、旅客はバス輸送がメインに転じ、鉄道輸送のメリットが大きく失われていました。
留萌〜札幌は北海道中央バスが「高速るもい号」を運行。
札幌駅前〜留萌ターミナルを3時間20分で結んでいます。
増毛〜札幌も海岸ルートで特急「ましけ号」が走り、今ではこれがメインルート化しています。
今後、道東の根室や釧路にも道路網が充実していきますが、既存の「本線」でもその営業が危うくなるのかもしれません。

| 2026年3月31日、「日本一短い本線」留萌本線が廃止に! | |
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