北海道Style

フンベの滝

フンベの滝

北海道広尾郡広尾町、国道336号(黄金道路)の広尾橋から襟裳岬(えりも町)方面に少し走ったフンベ地区の海岸に落ちる滝がフンベの滝。フンベとはアイヌ語のフンペ(humpe)で、クジラの意(フンと音を出すもの)。つまり海流の影響でこのあたりにはクジラが打ち寄せられることがあったと想像できます。

黄金道路に落ちる潜流瀑

フンベの滝は段丘砂礫層を浸透した水が海食崖の岩盤上から流れ出すもので、盛夏には涼を呼び、冬は氷柱となって見事。
日高山脈襟裳国定公園に指定される海岸線にある潜流瀑(地下水が湧出する滝)で、湧出部分の下が岩盤の日高累層群ということに。

松浦武四郎の『東蝦夷日誌』には、「フンベマウイ(岩岬)名義、鯨有る湾と言儀」と紹介されています。
十勝方面から襟裳岬を目指すと、このフンべの滝あたりから、海岸に覆道が連続する絶景部分になります。
逆に襟裳岬側からのドライブなら、いよいよ十勝平野の入口が近づいた感じに。

フンベの滝
名称 フンベの滝/ふんべのたき
所在地 北海道広尾郡広尾町フンベ
関連HP 広尾町公式ホームページ
ドライブで とかち帯広空港から約60km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 広尾町水産商工観光課商工観光係 TEL:01558-2-0177
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

襟裳岬

北海道幌泉郡えりも町、標高2052mの幌尻岳を中心に、南北に連なる日高山脈が太平洋に落ち込んだ岬が襟裳岬(えりもみさき)です。60mの断崖上に建つ襟裳岬灯台から、馬の背状の尾根が続き、さらに沖合約7kmまで、岩礁がのびています。岬には、強風

黄金道路展望台(望洋台)

国道336号のえりも町の庶野から広尾までの31.7kmが黄金道路。道路の起源は寛政10年(1798年)ともいわれその建設費の多さに「黄金を敷き詰めるくらいに資金がかかった」ということから黄金道路と呼ばれています。日高山脈襟裳国定公園内の断崖

えりも黄金トンネル

国道336号線のえりも町庶野地区〜広尾町の31.7kmが黄金道路。昭和9年の開通時には海岸沿いを覆道などで克服していましたが、現在は道路改良が進み、多くのトンネルが築かれています。えりも町にあるえりも黄金トンネルは、平成23年に完成。延長4

豊似湖

北海道えりも町。襟裳岬の北側、日高山脈の森のなかにひそむ北海道屈指の秘湖が豊似湖(とよにこ)。上空から眺めると、ハート型をしているユニークな形の湖で、エメラルド色の湖水をたたえています。アイヌの人々には、「カムイトウ」(kamuy-to=神

近藤重蔵道路開削記念碑

北海道広尾町の海岸線を走る国道336号(黄金道路)途中のルベシベツに立つ江戸時代の道路開削を記念して立てられた石碑が近藤重蔵道路開削記念碑。当時、急峻な日高山地に阻まれて、十勝と襟裳・日高を結ぶ満足な道路がなく、近藤重蔵が現在の広尾町ルベシ

百人浜

北海道えりも町、襟裳岬(えりも)から庶野(しょや)まで続く15kmの砂浜。百人浜のバス停前にある一石一字塔は、江戸時代に南部藩の御用船が難破し、この浜で息絶えた100人の乗組員の供養塔。これが百人浜の名の由来となっています。その横には悲しい

モバイルバージョンを終了