ラムサール条約登録湿地となった濤沸湖(とうふつこ)にある白鳥観察のポイント。10月中旬の初飛来日から北帰行が始まる4月中旬までの半年間、50年にもわたって雨の日も、吹雪の日も時化(しけ)の日も家族で毎日白鳥に餌を与えて続けて来たのが漁師、日下部正幸さん。努力のかいあって白鳥公園にまで発展しました。
濤沸湖の湖畔にある白鳥観察のポイント
当初、白鳥たちは、秋の南下と春の北上途中の羽休めに濤沸湖に立ち寄るだけでしたが、その間、日下部正幸さんは、毎日熱心に給餌を続けました。
餌を与えているうち、数は年々増加。
いつの間にか、白鳥公園と呼ばれるようになり、網走市も濤沸湖で唯一の観光スポットとして湖畔を整備しています。
平成24年5月には「濤沸湖水鳥・湿地センター」も設置され、流氷観光とともに冬のオホーツク観光の名物として、1日に観光バスが何台も立ち寄るまでに。
野鳥観察舎が利用できるのは、オオハクチョウなど冬鳥の観察期間である10月16日〜翌年5月15日(例年の情報)。
通年オープンする「濤沸湖水鳥・湿地センター」の展示室ではラムサール条約、濤沸湖の自然や野生生物を解説しているので、ぜひお立ち寄りを。
ラムサール条約登録湿地・濤沸湖
濤沸湖はもともとガン・カモ類が毎年2~3万羽が飛来する渡り鳥の中継地・越冬地。
2005年11月8日にウガンダの首都カンパラで開催された「第9回ラムサール条約締結国会議」で濤沸湖がラムサール条約登録湿地となっています。
2005年11月8日にウガンダの首都カンパラで開催された「第9回ラムサール条約締結国会議」で濤沸湖がラムサール条約登録湿地となっています。
白鳥公園(涛沸湖白鳥公園野鳥観察舎) | |
名称 | 白鳥公園(涛沸湖白鳥公園野鳥観察舎)/はくちょうこうえん(とうふつこはくちょうこうえんやちょうかんさつしゃ) |
所在地 | 北海道網走市北浜203-3地先 |
関連HP | 網走市観光協会ホームページ |
電車・バスで | JR釧網線北浜駅から徒歩10分 |
ドライブで | 女満別空港から約25km |
駐車場 | 19台/無料 |
問い合わせ | 濤沸湖水鳥・湿地センター TEL:0152-46-2400 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |