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シューパロ湖・三弦橋

シューパロ湖・三弦橋

北海道夕張市、夕張シューパロダムのダム湖・シューパロ湖の湖中に沈む橋が、三弦橋。正式名は、下夕張森林鉄道夕張岳線第一号橋梁で、昭和37年に完成した大夕張ダムの湖底に沈むため、昭和33年に完成した森林鉄道の鉄道橋。夕張シューパロダムの完成で、大夕張ダムとともに湖底に沈んでいます。

よほどの渇水時でないと出現しない「幻の橋」

下夕張森林鉄道(軌間762mm=ナローゲージ)は、昭和20年、南部貯木場(南大夕張駅隣接)〜下夕張間(16.8km)が開通(その後10.4km延長)。
昭和21年、下夕張森林鉄道夕張岳線(11.6km)が開通(後に4.7km延長)、昭和33年に大夕張ダム建設による補償工事として第一号橋梁(三弦橋)が完成していますが、森林鉄道自体がトラック輸送に代わったため、昭和39年に廃線に。
廃線後の平成27年、夕張シューパロダムの完成で、第一号橋梁(三弦橋)も最大2万人が暮らしていた炭鉱の町・鹿島地区とともに水没しています。

三弦橋というのはあくまで通称で、三弦トラス橋に由来しています。
四角錘を連ねた特異な構造で、正面から見ると三角形の三弦ワーレントラス構造は、鉄道橋や車道橋ではほとんど例がなく、300mを超えるものは国内唯一。

「夕張シューパロダム湖周辺の橋梁群とその景観」として夕張市の文化財に指定されてはいるものの、保存計画などはありません。
ダムの湖水が下がる渇水時のみ出現する「幻の橋」で(よほどの渇水時でないと出現しません)、シューパロダム管理事務所駐車場から眺望が可能。

シューパロ湖・三弦橋
名称 シューパロ湖・三弦橋/しゅーぱろこ・さんげんばし
所在地 北海道夕張市鹿島国有地
ドライブで 道東自動車道夕張ICから約20km
駐車場 シューパロダム管理事務所駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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