長節湖入口のJR西和田駅近くにある北海道の有形文化財。和田屯田兵が入植する前年の明治18年頃に造られたと推定され、屯田関係の建物では唯一の被服庫。木造切妻屋根の平屋建で、屋根裏が物置になっています。札幌農学校のホイラー教師により北海道に導入されたバルーン・フレーム構造(アメリカ西部開拓時代の様式)の建物です。
明治時代この地を拓いた屯田兵村の名残
バルーン・フレーム構造は、あの有名な札幌時計台(開拓使が立てた札幌農学校演武場)と同じ様式です。
現在地には屯田兵村解散後に移され、その後は和田小学校の体育館として使用されました。
和田屯田兵村
和田屯田兵村は明治19年〜22年に現在の西和田・東和田に国防と開拓という使命を担って広島県民移民団を中心に440戸が入植。
与えられた土地の多くが森林だったため、開墾は苦難を極めたといいます。
ちなみに和田という地名は、屯田兵第二大隊第一中隊の和田正苗大隊長の名前に由来。
与えられた土地の多くが森林だったため、開墾は苦難を極めたといいます。
ちなみに和田という地名は、屯田兵第二大隊第一中隊の和田正苗大隊長の名前に由来。
和田屯田兵村被服庫 | |
名称 | 和田屯田兵村被服庫/わだとんでんへいむらひふくこ |
所在地 | 北海道根室市西和田568-2 |
関連HP | 根室市公式ホームページ |
電車・バスで | JR根室本線西和田駅から徒歩4分 |
ドライブで | 根室中標津空港から約76km。釧路空港から約139km |
駐車場 | 2台/無料 |
問い合わせ | 歴史と自然の資料館 TEL:0153-25-3661 |