海岸沿いの砂丘が自然の花畑になった、小清水原生花園。濤沸湖(とうふつこ)脇の砂丘地帯には、原生花園駅の小さな駅舎が建っています。これは、5月〜10月に開設される釧網(せんもう)本線の臨時駅。知床斜里駅管理の無人駅ですが、シーズン中には本物の駅長の衣装を無料貸出ししており、記念撮影も楽しめます。
5月〜10月のみ小清水原生花園に開設の臨時駅
原生花園駅周辺には、文字通り、原生花園とオホーツク海、濤沸湖しかなく、人家はありません。
つまり、原生花園駅は、小清水原生花園を訪れる人のための専用駅というわけです。
原生花園駅を起点に、砂丘地帯を歩き、オホーツクの海岸まで周回する遊歩道も整備されています。
並走する国道沿いに駐車場、さらには小清水原生花園のビジターセンターとなっている小清水原生花園インフォメーションセンター「Hana」があります。
また、国道244号を渡った反対側の濤沸湖の湖畔では、牛や馬も放牧されており、牧歌的風景と湖、知床半島のパノラマビューが展開。
駅舎の横には初夏に黒百合も開花するのでお見逃しなく。
ブームを支えた原生花園駅
原生花園駅の開設は知床国立公園が誕生した昭和39年。
昭和45年から始まった国鉄の『ディスカバー・ジャパン』キャンペーンにのって、カニ族も訪れるようになりました。
さらに昭和45年の『知床旅情』(加藤登紀子)のヒットで、昭和46年の知床ブームが生まれます。
当時、知床への玄関口は、斜里駅。ウトロと羅臼はまだ観光船で結ばれた時代です。
こうしたブームにも支えられて、小清水原生花園は北海道を代表する原生花園として知られるようになりました。
昭和45年から始まった国鉄の『ディスカバー・ジャパン』キャンペーンにのって、カニ族も訪れるようになりました。
さらに昭和45年の『知床旅情』(加藤登紀子)のヒットで、昭和46年の知床ブームが生まれます。
当時、知床への玄関口は、斜里駅。ウトロと羅臼はまだ観光船で結ばれた時代です。
こうしたブームにも支えられて、小清水原生花園は北海道を代表する原生花園として知られるようになりました。
原生花園駅は当時の国鉄の周遊券を使って回る北海道旅行の憧れの地のひとつだったのです。
原生花園駅 | |
名称 | 原生花園駅/げんせいかえんえき |
所在地 | 北海道斜里郡小清水町浜小清水 |
関連HP | JR北海道公式ホームページ |
電車・バスで | JR原生花園駅(5月~10月のみ開設)下車、すぐ |
ドライブで | 女満別空港から約35km |
駐車場 | 100台/無料 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |