北海道大雪山系の南端、鹿追町と上士幌町にまたがる大自然に囲まれた湖が然別湖(しかりべつこ)。然別火山群のうち、西ヌプカウシヌプリ溶岩ドームと東ヌプカウシヌプリ溶岩ドームの成長でヤンベツ川が堰き止められて誕生した湖です。湖面標高は810mで、北海道では最高所、国内でも第7位という高所にある湖です。
大雪山国立公園に眠る神秘的な湖
大雪山国立公園に指定され、ナキウサギも生息する原始姓豊かな大自然に囲まれた湖で、湖畔には然別湖畔温泉が湧き、「然別湖畔温泉ホテル 風水」が営業しています。
また、然別湖畔温泉にある「然別湖ネイチャーセンター」は、北海道のアウトドアの草分け的な存在で、カナディアンカヌー、シーカヤック、 熱気球 、森の散歩などを楽しむことができます。
結氷した冬季には湖上に現れる幻の村「しかりべつ湖コタン」で有名(開村期間 は例年1月下旬~3月下旬)。
これは、「然別湖ネイチャーセンター」の初代の代表だった﨑野隆一郎氏(現・ハローウッズ森のプロデューサー)のアイデアで、氷上に露天風呂を築いたことで始まったユニークな企画で、今や外国人ツーリストにも絶大な人気を誇る企画となっています。
「然別湖畔温泉ホテル 風水」では然別湖を眺めるレストランでランチ、日帰り入浴も可能です。
湖には、オショロコマの亜種(または別亜種)であるミヤベイワナ(北海道の天然記念物に指定)が生息。
然別湖畔温泉から対岸を眺めると天望山(標高1173.9m)がありますが、波静かな日には天望山が湖面に映り、ちょうど唇のようにみえることから「くちびる山」と通称されています。
また、天望山の東麓にある小さな湖が東雲湖(しののめこ)。
湖畔の岩場ではナキウサギを観察できますが、湖岸沿いに歩くか、カヌーで天望山直下の浜に到達する必要があります(「然別湖ネイチャーセンター」で探勝ガイドも実施)。
東雲湖と然別湖はもともとひとつの湖でしたが土砂の堆積などで分断されたもの。
ちなみに然別はアイヌ語のシ・カリ・ペッ(shi-kari-pet=自分を・回す・川)に由来。
然別川が大きく弧を描いて流れることから付いた名です。
然別湖 | |
名称 | 然別湖/しかりべつこ |
所在地 | 北海道河東郡鹿追町北瓜幕 |
関連HP | 鹿追町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR帯広駅前から北海道拓殖バス然別湖行きで1時間40分、終点下車 |
ドライブで | 帯広空港から約82km |
駐車場 | 150台/無料 |
問い合わせ | 鹿追町観光協会 TEL:0156-66-4034 |
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