北海道Style

襟裳岬風の館

襟裳岬風の館

北海道えりも町、風速10mを越す風が吹く日が、年間300日近くある、襟裳岬(えりもみさき)。その岬の突端に建つのが、風をテーマにした襟裳岬風の館です。岬の海食崖を活かし、要塞のように築かれた施設で、風のないにには強風を体験し、逆に風が強い日は、ここから岬を眺めることが可能になっています。

「風の体験室」で風速25m/sの強風を体験

海食崖の中に要塞のように築かれているのは、灯台の明かりを遮らないため、そして日高山脈襟裳国定公園ということから景観の保護のため。
建物のデザインも旗竿の旗が風にひらひらとはためく、そして電線がヒューヒュー音を立てる「カルマン渦」(かるまんうず=強風が、細い枝など円柱状のものに当たったとき、その風下側にできる規則的な空気の渦のこと)をイメージしたもの。

「展望襟裳岬」は断崖に築かれた展望コーナーで、岩礁地帯を眼前にします(望遠鏡が設置されています)。
「風の体験室」は、機械で作る風を体験するコーナー。
風穴近くなら風速30m、離れれば風速5mぐらいの風を体感することができます。

展示Bゾーンでは、建物外に設置されたテレビカメラを館内から自分で動かし、岬に生息するゼニガタアザラシをモニターで見ることができます。
春から初夏はアザラシの出産と子育ての様子を観察。

土産コーナーでは「ちょうちょ貝」、オリジナルグッズなどを販売。

襟裳岬風の館
名称 襟裳岬風の館/えりもみさきかぜのやかた
所在地 北海道幌泉郡えりも町東洋366-3
関連HP 襟裳岬風の館公式ホームページ
電車・バスで 苫小牧駅、札幌からえりもまで高速バスを利用し、えりもからJR北海道バスで20分
ドライブで 日高自動車道日高門別ICから約129km。とかち帯広空港から約104km
駐車場 えりも岬駐車場(200台/無料)
問い合わせ 襟裳岬風の館 TEL:01466-3-1133
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

襟裳岬

北海道幌泉郡えりも町、標高2052mの幌尻岳を中心に、南北に連なる日高山脈が太平洋に落ち込んだ岬が襟裳岬(えりもみさき)です。60mの断崖上に建つ襟裳岬灯台から、馬の背状の尾根が続き、さらに沖合約7kmまで、岩礁がのびています。岬には、強風

襟裳岬歌碑

『襟裳岬』という題名の歌は、島倉千代子が歌ったヒット曲『襟裳岬』、そして「襟裳の春は何もない春です」で物議を醸した有名な森進一の『襟裳岬』と実は2曲あります。襟裳岬突端の断崖上には『襟裳岬』の歌碑が仲良く並んで立ち、同名異曲の歌碑が並ぶとい

襟裳岬灯台

日高山脈の末端、沖合へと岩礁が続く襟裳岬(えりも岬)の突端に建つ白亜の灯台。明治22年に初点灯しましたが、第二次世界大戦の爆撃で倒壊。現在の灯台は、昭和25年に再建された2代目で「日本の灯台50選」にも選定されています。4段となった海岸段丘

日本全国、駅からもっとも遠い場所はどこ!?

日本全国、離島を除き、駅からもっとも遠い場所はどこでしょう? 沖縄を走るゆいレール(沖縄都市モノレール)や路面電車などの軌道も鉄道に含めます(ケーブルカーは除外)。答えは、襟裳岬(えりもみさき)です。日高本線の鵡川駅(むかわえき)〜様似駅間

モバイルバージョンを終了