北海道Style

100年前に北海道に落ちた隕石、「光珠内隕石」とは!?

光珠内隕石

大正14年9月4日、北海道空知郡沼貝町(現・美唄市)光珠内町の畑地に落下した隕石が、「光珠内隕石」(こうしゅないいんせき)。「沼貝隕石」(ぬまかいいんせき)と通称されていますが、地元では「光珠内隕石」と呼ばれています。令和7年9月4日は、隕石が落ちてからちょうど100周年となります。

2025年9月4日は落下100周年

大正14年9月4日16:00過ぎ、沼貝町(町政施行直後)光珠内350番地、田中勝所有の畑地に落下したのが「光珠内隕石」。
9月6日付けの『北海タイムス』によると「中空に尾を引いて西方から東に向け大きな轟音があったので皆が戸外に飛び出した。間もなく目の前70~80m先の、畑地の燕麦稈を積み重ねた上に落下した。それは黒色の三角形石塊」とのこと。
隕石の名は、落下した地点の集配を担当する郵便局名というのが世界の慣例ということで、「光珠内隕石」となったもの。

現在、日本国内で発見された隕石は、50個ほど。
美唄市郷土資料館が所蔵し、小片を有する国立科学博物館や国際隕石学会では「沼貝・Numakai」として登録、美唄市では「光珠内いん石」として文化財登録されています。

発見された時の重さは、95匁(356g)。
現在では218gと小さくなっていますが、これは研究のために削られたから。
一辺が切断された状態で美唄市郷土史料館に常設展示されています。

伊与原新の直木賞受賞作『藍を継ぐ海』では、そのなかの一編『星隕つ駅逓』(ほしおつえきてい)のエピソードとして登場しています。
小説では遠軽町に隕石が落ちるという設定ですが、過去に北海道に落ちた隕石はひとつしかないので、「光珠内隕石」がモチーフということになります。

100年前に北海道に落ちた隕石、「光珠内隕石」とは!?
名称 美唄市郷土史料館/びばいしきょうどしりょうかん
所在地 北海道美唄市西2条南1−2−1
関連HP 美唄市公式ホームページ
電車・バスで JR美唄駅から徒歩5分
ドライブで 道央自動車道美唄ICから約3.7km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 美唄市郷土史料館 TEL:0126-62-1110
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
モバイルバージョンを終了