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函館市電

函館市電

北海道函館市の市営の路面電車が函館市電。函館市企業局交通部が運行する軌道で、札幌市電とともに北海道遺産にも選定されています。明治30年12月12日、亀函馬車鉄道(きかんばしゃてつどう)が弁天町(現・函館どつく前)〜東川町間に馬車鉄道を開業したのが始まりという、馬車鉄道が前身の市電です。

レトロ電車「箱館ハイカラ號」も運行

函館駅前〜函館どつく前(2.9 km)の本線、湯の川〜松風町(6.1 km)の松川線、十字街〜谷地頭 (1.4 km)の宝来・谷地頭線、松風町〜 函館駅前(0.5 km)の大森線の4路線・10.9kmが走っています。
運転の系統は、湯の川〜五稜郭公園前〜 松風町〜 函館駅前 〜十字街〜谷地頭(2系統)、湯の川〜五稜郭公園前〜松風町〜函館駅前〜十字街〜函館どつく前(5系統)の2つ。

青柳町〜谷地頭(やちがしら)間の最急勾配は、58.3‰(パーミル)という急勾配(都電荒川線は飛鳥山〜王子駅前の66.7‰)。

馬車鉄道が前身のため、東京以外では唯一の4フィート6インチ軌間(馬車軌間・1372 mm軌間)となっています(東京では都電荒川線、都営地下鉄新宿線、東急世田谷線、井の頭線以外の京王線=都電は、東京馬車鉄道が前身)。

レトロ電車「箱館ハイカラ號」(30形)は、千葉県の成田山新勝寺と宗吾霊堂を結んだ成宗電気軌道から大正7年、函館市電の前身・函館水電が購入。
昭和12年まで旅客車として運行したものを除雪車(ササラ電車)に改造、平成4年、函館市市制施行70周年記念事業の一環として、旅客車時代の外観、内装、籐製のつり革などを含め忠実に復元したものです(台車は成宗電気軌道時代のものとは異なります)。

「らっくる号」(9600形)は、超低床電車(リトルダンサー・タイプC2)の2車体2台車型連接車。

函館市電
名称 函館市電/はこだてしでん
所在地 北海道函館市
関連HP 函館市公式ホームページ
問い合わせ 函館市企業局交通部事業課 TEL:0138-52-1273/FAX:0138-52-1049
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

函館市電旧操車塔

北海道函館市末広町、函館市電の函館どつく前行きと谷地頭行きの分岐点である十字街停留場にあった操車塔を保存したのが函館市電旧操車塔。かつては交差点の北側(金森赤レンガ倉庫側)にありましたが、道路改良で、平成7年に南側(函館山側)のアクロス十字

札幌市電

北海道札幌市の札幌市交通事業振興公社が運行する路面電車(市内電車)が札幌市電。明治42年に札幌軟石の搬出用に山鼻〜石切山間が開通し、路線網を市街地まで拡張した札幌石材馬車鉄道が前身という歴史ある軌道です。平成27年12月20日に西4丁目〜す

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