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2025年は7月31日に初遡上、千歳川に鮭が遡上開始!

千歳川水中観察窓

北海道千歳市を流れる千歳川。毎年秋になると鮭の遡上で有名ですが、「サケのふるさと千歳水族館」によれば、2025年の「鮭第1号」は、7月31日(木)だったとのこと。千歳水族館スタッフが千歳川水中観察窓の朝の定時観察中に婚姻色のオス1匹を確認したとのこと。遡上のピークは例年10月頃となっています。

千歳川ではインデアン水車で鮭を捕獲

千歳川水中観察窓で鮭の遡上を観察

千歳川の鮭の遡上は、「サケのふるさと千歳水族館」の千歳川水中観察窓で水中を泳ぐ鮭を観察できるほか、隣接のインデアン水車(鮭捕獲用の水車)で鮭の捕獲風景を目にすることができます。

インデアン水車は、2025年は7月19日(土)に設置され、7月31日(木)以前にもオス、メス各2匹の4匹が確認されていましたが、「サケのふるさと千歳水族館」のスタッフが、実際に千歳川を泳ぐ鮭の姿を確認したのは7月31日(木)が初めてとのこと。
「千歳川水中観察窓で初確認された日としては、歴代7番目に早い登場」とか。

インデアン水車での累計捕獲数は8月23日(土)に700匹を超え、温暖化や異常気象による異変が危惧される中、比較的順調に遡上が確認されています(2024年よりも少し多く、2023年よりは少ないペースです)。

2024年は10月24日に1万66匹の捕獲があり、ここがピークでした。
千歳川水中観察窓で鮭の遡上を確実に観察したいなら、紅葉がピークに向かう10月がおすすめです。

ちなみに千歳川に鮭が遡上するのは、支笏湖の湧水が湧き出す場所が多いから。
産卵場所に最適ということで、縄文時代、擦文時代(さつもんじだい=本州方面の土師器の影響を受けた擦文土器を特徴とする時の時代で、アイヌ文化以前、本州では飛鳥時代〜鎌倉時代頃)から生活の糧(かて)としていました。
ウサクマイ遺跡は、千歳市街から支笏湖に向かう途中、「千歳さけの里ふれあい広場」近くにある遺跡ですが、見学コースも整備されているので、機会があればぜひお立ち寄りを。

北アメリカ由来のインデアン水車
2025年は7月31日に初遡上、千歳川に鮭が遡上開始!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

サケのふるさと 千歳水族館

道の駅サーモンパーク千歳の中心施設で、淡水では日本最大級の水槽を有する水族館。淡水魚水族館を中心に、川やサケに関する資料を展示。千歳川の断面を観察できる「水中観察ゾーン」があり、8月下旬~11月頃なら、サケの遡上が見られることも。また隣接の

ウサクマイC遺跡見学コース

さけの里ふれあい広場周辺の千歳川上流部では、サケやマスの自然産卵が今も確認されています。立ち入り禁止となっている内別川(ナイベツ川)は尾根を挟んだ北側の谷ですが、一帯に広がるのが国指定のウサクマイ遺跡群。縄文時代早期から人が住み始め、続縄文

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