北海道Style

三国峠

三国峠

北海道河東郡上士幌町、十勝と層雲峡(上川)を結ぶ国道273号の峠。標高は1139mで北海道最高所の峠が、三国峠。標高1139m、北海道の国道の中で一番標高の高い峠で、石狩国・十勝国・北見国境界近くにあるというのが峠の名の由来です。十勝三股の大樹海が実に見事の絶景のパーキングがあります。

北海道で国道最高所の峠

上川町と上士幌町の境にある三国山は三国トンネル(全長1152m)で抜けていますが、上士幌町側にはトイレ完備の三国峠パーキングエリア(三国峠休憩所)が設けられていて、休憩に絶好。
パーキングからは盆地となった十勝三股の大樹海(トドマツやエゾマツの樹海)、西クマネシリ岳(1635m)などのクマネシリ山塊、ニペソツ山(2012.9m)などの東大雪山系の大展望が広がり、眼下には国道273号の松見大橋を眺めることができます。

パーキング横には三国峠休憩所もあり、4月下旬~10月下旬頃なら、喫茶、軽食も可能でコーヒーやソフトクリームが人気。
紅葉の見頃は例年9月下旬~10月上旬ですが、10月初旬には降雪の可能性もあるので、とくに道外からの観光で訪れる場合には注意が必要(路面がアイスバーン状態となります)。

国道273号は北海道内の国道でも最後までダートが残され、ダートに轍(わだち)が3本で、ツーリングのライダー泣かせの場所でした。
しかも周囲はヒグマが出没する原生林という北海道・大雪山系らしい大自然で、国道が舗装された今も、大雪湖から三国峠を挟んで南の上士幌町三股までは人家もなく、そのダイナミックな環境はそのままです。

走行にあたったは、ガス欠、エゾジカとの衝突(とくに朝夕は危険です)、路面の凍結などに注意が必要。

三国峠
名称 三国峠/みくにとうげ
所在地 北海道河東郡上士幌町三股番外地
関連HP 上士幌町公式ホームページ
ドライブで 旭川空港から約101km、帯広空港から約121km、女満別空港から約135km
駐車場 三国峠パーキングエリア(10台/無料)
問い合わせ 上士幌町観光協会 TEL:01564-7-7272
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

国鉄士幌線・十勝三股駅跡

北海道河東郡上士幌町三股、糠平湖から三国峠へと向かう国道273号沿いにあるのが、国鉄士幌線・十勝三股駅跡。国鉄士幌線は、大正14年に帯広〜士幌間を軽便鉄道として開業、昭和14年11月18日に十勝三股駅まで延伸していますが、その際に開業したの

大雪ダム(大雪湖)

北海道上川郡上川町層雲峡、石狩川の流れを大雪山中の層雲峡の上流部で堰き止めたダムが、大雪ダム。石北峠を越える国道39号と、三国峠越えの国道273号の分岐点で、それぞれの国道がダム湖である大雪湖の湖畔を走っています。とくに国道273号はダム堰

モバイルバージョンを終了