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スコトン岬

スコトン岬

北海道礼文町、「花の浮島」礼文島(れぶんとう)最北の岬がスコトン岬。漢字では須古頓と当てていますが、アイヌ語のサク・コタン(sak-kotan=夏の・集落)あるいはシ・コツ・ネ・トマリ(si-kot-ne-tomar=大きな・窪地の・港)に。岬周辺は草原状の台地で、海岸ながら高山植物も咲きます。

礼文島最北端の岬から海驢島を眺望

特定国内希少野生動植物に指定されている、エゾノシシウドなどの高山植物が咲きます。
またスコトン岬からゴロタノ浜にかけての西海岸では、「アナアキ貝」と呼ばれる貝殻を拾うことができます。
これは、ツメタガイが二枚貝を襲い、酸で殻を溶かして捕食した残骸というわけです。

スコトン岬の1kmほど沖には、海驢島(トド島)と呼ばれる無人島があり、11月~翌4月には、数十頭のトドが集まります。
松浦武四郎の日誌ににポンモシリ(pon-mosir=小さい・島)と記され、春にトド猟が行なわれるので海驢島とも記されています。
かつては漁船をチャーターして上陸も可能でしたが、現在ではスコトン岬から眺めるだけになっています。
スコトン岬の展望台からは、このトド島と、晴れた日には遠くサハリン(樺太)までも望むことができます。

ちなみにスコトン岬は「日本最北限の岬」などともPRされることから「最北端」と勘違いされることもありますが、北方領土を除いた最北端は、宗谷岬・弁天島です。

スコトン岬
名称 スコトン岬/すことんみさき
所在地 北海道礼文郡礼文町船泊村須古頓
関連HP 礼文町公式ホームページ
電車・バスで 香深から宗谷バススコトン行きで1時間5分、終点下車、徒歩20分
ドライブで 香深港から約25km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 礼文島観光協会 TEL:0163-86-1001/FAX:0163−86-1515
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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