アイヌにとどまらす、カナダのイヌイット(エスキモー)から、スカンジナビアのサミまで、世界の北方民族の文化を紹介する博物館。寒帯、亜寒帯気候の地域に暮らす北方民族は、自然環境や歴史的な条件に応じて、独特の文化を築きました。とくに北海道にはオホーツク文化という独自の文化も発達。そんな北方民族を詳しく学べる博物館です。
北方民族の文化を紹介した見応えある博物館
常設展示では、多様な北方民族の衣装や楽器、生活用具が展示され、衣食住、生業、精神文化など、分野ごとのテーマに基づいた構成で、生活の様子がよくわかる仕組み。
とくに注目はオホーツク文化のコーナー。
アイヌ民族以前の道東には「海の狩人」ともいわれる海洋狩猟民族・オホーツク文化が繁栄していました(アイヌ民族は鎌倉時代以降)。
食糧の獲得、生業カレンダー、大型の住居、さらには土器や埋葬、そしてアイヌの熊送りの原型ともいわれる熊を「送る」儀式とオホーツク文化を詳しく解説。
その謎と消えた理由も解き明かしています。
マジックビジョンによる解説もわかりやすいのでお見逃しなく。
北方民族グッズなどを扱うミュージアムグッズも充実。
とくに紋様、衣服、デザインなどに関心のある人には書籍類にも注目です。
北海道立北方民族博物館 | |
名称 | 北海道立北方民族博物館/ほっかいどうりつほっぽうみんぞくはくぶつかん |
所在地 | 北海道網走市潮見309-1 |
関連HP | 北海道立北方民族博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR網走駅前から網走バス天都山行きで15分、終点下車 |
ドライブで | 女満別空港から約16km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 北海道立北方民族博物館 TEL:0152-45-3888/FAX:0152-45-3889 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |