釧路湿原の北、標茶町(しべちゃちょう)の広大な丘陵地帯にある北海道らしい展望台。道東の展望台のなかではニューフェイスの部類ですが、周囲は大牧場というロケーションの良さから、近年人気度がアップ。根釧原野(こんせんげんや)のすべてが見渡せるような大パノラマが広がります。キャッチフレーズは「地平線の見える大牧場」。
多和育成牧場の中心にある展望台
周辺の牧草地は標茶町多和平育成牧場(しべちゃちょうたわだいらいくせいぼくじょう=標茶町育成牧場多和団地)で、1252haという、日本屈指の大牧場です。
育成牧場とは、周囲の酪農家から仔牛を預託(よたく)され、牧草地に放牧して育成する牧場のこと。
夏期には3000頭が放牧されるのですが、あまりの広大さに探すのが大変なほど。
多和平には、展望塔や休憩舎、レストラン、売店を備えた「グリーンヒル多和」もあります。
レストランでは、「標茶牛ビーフシチュー」などが味わえるほか、全天候型のバーベキューテラスでのバーバキューも可能です。
パンも手作りで、このパンを買うためにわざわざ「グリーンヒル多和」にやってくる常連、旅行者もいるほど。
ランチスポットとしても注目の存在です。
多和平展望台周辺のなだらかな丘陵は全体が草原になっていますが、実はこの草原は開放感たっぷりの「多和平キャンプ場」です。
緑の芝生が心地いいフリーサイトで、夜は星空が最高に素敵。
また意外に知られていませんがここから眺める摩周岳も素晴らしいの一言。
標茶町育成牧場
標茶町の育成牧場は、地元の酪農家から生後6ヶ月以上の雌牛を預かり、14~15ヶ月まで広大な牧草地に放牧して健康な親牛に育てます。
育成牧場で育てられると、酪農家の管理労力が低減するだけでなく、乳用牛の身体能力が向上するというメリットがあるのです。
また、14ヶ月以上、体重350kg以上の牛には人工授精を施し、妊娠・出産により乳用牛へ育成する事業も行なわれています。
現在では、生後4日目の仔牛を預かる「哺育事業」も行なわれています。
育成牧場で育てられると、酪農家の管理労力が低減するだけでなく、乳用牛の身体能力が向上するというメリットがあるのです。
また、14ヶ月以上、体重350kg以上の牛には人工授精を施し、妊娠・出産により乳用牛へ育成する事業も行なわれています。
現在では、生後4日目の仔牛を預かる「哺育事業」も行なわれています。
標茶町育成牧場は多和団地(1252ha)のほかに、上オソベツ団地(354ha)があり、サフォーク種の羊も育成しています。
多和平展望台 | |
名称 | 多和平展望台/たわだいらてんぼうだい |
所在地 | 北海道川上郡標茶町上多和 |
関連HP | 標茶町育成牧公式ホームページ |
電車・バスで | JR摩周駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 根室中標津空港から約44km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 標茶町企画財政課観光振興係 TEL:015-485-2111/グリーンヒル多和 TEL:015-486-2806 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |