雨竜第一ダム

雨竜第一ダム

北海道雨竜郡幌加内町(ほろかないちょう)を流れる雨竜川上流部に築かれた堤高45.5mの重力式コンクリートダムが雨竜第一ダム。ダムは無名の存在ですが、ダム湖の朱鞠内湖(しゅまりないこ)は、湛水面積2373.0haで日本一広大な人造湖、そして原生林に囲まれたその湖畔は、日本最寒の地となっています。

王子製紙、北海道帝国大学、鉄道省の協力で完成

雨竜第一ダムは、16年の歳月をかけて、昭和18年に完成した歴史あるダム。
湛水面積2373haは、東京ドーム507個分という広大さで、周囲も40kmもあります。
北欧の湖畔にいるような雰囲気を醸しているのは、周囲の白樺林とアカエゾマツなどの針葉樹林から。

北海道電力が管理する発電用のダムですが、建設したのは苫小牧に製糸工場を有し、工業電力の確保のため千歳川の電力開発を行なった王子製紙です。
アカエゾマツの原生林帯だった雨竜川上流部は、北海道帝国大学(現・北海道大学)の演習林でした。
ダム建設と並行して幌加内線(後の深名線、昭和7年10月25日に朱鞠内まで開業、平成7年9月4日全線廃止)が敷設され、ダム建設や伐採した森林の運搬(森林は製紙用原木として伐採)に使われました。
つまり、王子製紙、北海道帝国大学、鉄道省の協力で完成したダムということに。
ダム建設にあたっては、戦時下ということもあり、連合国軍の捕虜などの強制労働もあり、過酷な労働環境から多数の犠牲者を出しています。

ダム湖の朱鞠内湖は、冬季は結氷し、ワカサギ釣り(アイスフィッシング)を楽しむことができます。
日本初の半地下式発電所である雨竜発電所(昭和1i8年運用開始)は土木学会選奨土木遺産に認定されています。

名称 雨竜第一ダム/うりゅうだいいちだむ
所在地 北海道雨竜郡幌加内町
電車・バスで JR名寄駅前からJRバス幌加内行きで58分、朱鞠内湖畔下車
ドライブで 道央自動車道和寒ICから約55km
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朱鞠内湖

ブトカマベツ、ウツナイ、シュマリナイの3つの川をせき止め、昭和18年に完成した周囲97kmの人造湖が朱鞠内湖(しゅまりないこ)。広さ2373haという湛水面積は日本一。つまりは日本一の人造湖というわけです。しかも湖北東の母子里(もしり)は、

日本最寒の地碑

日本最寒の地碑

朱鞠内湖(しゅまりないこ)北東の母子里地区では、昭和53年2月17日に記録したマイナス41.2度を記録。これが日本国内における最寒温度の記録。国道275号沿いには、この最低記録を記念して造られた寒さをテーマにした公園「母子里クリスタルパーク

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