神仙沼

ニセコの高原地帯に点在する湖沼のなかで、もっとも絵になる沼といわれるのが、神仙沼(しんせんぬま)。昭和3年に「日本ボーイスカウト」生みの親である下田豊松氏一行が発見した池で、その神々しさが名の由来。「ニセコパノラマライン」途中の神仙沼自然休養林駐車場からなら、徒歩20分ほどで到達できます。

バリアフリーの木道が整備され、足を汚さず周遊可能

ニセコ火山群のチセヌプリ溶岩台地に展開する神仙沼湿原(4.18ha/標高760m)の中で最大の沼が神仙沼。
神仙沼湿原では周回できる木道が整備されているので、往路と帰路で別のルートで探勝できる仕組み。
総延長1388mのバリアフリー化された木道で、車椅子でもOKです。

6月中旬〜7月上旬は、沼めぐりに加えてフラワートレッキングも楽しめる人気のシーズン。
咲く花は、エゾゼンテイカ、ヒオウギアヤメ、ウコンウツギ、トキソウ、ワタスゲ、ムラサキヤシオツツジ、チングルマ、ミツガシワ、タチギボウシ、ザゼンソウ、エゾオヤマノリンドウなど。

春の新緑、秋の紅葉も見事

神仙沼の湖面を彩るミツガシワの開花期は、6月中旬。
また湿原を一周する木道沿いでは、すぐそばでノゴマやシマアオジなど、草原性の野鳥も観察できるので、双眼鏡は必携。

紅葉の見頃は例年9月末〜10月中旬頃。

神仙沼湿原への木道途中で分岐を右に取れば、長沼へと進み、沼巡りが楽しめます。
なお神仙沼自然休駐車場から反対側に遊歩道を200mほど歩くと日本海を眼下にする神仙沼自然休養林展望台があります。

神仙沼湿原の池塘
モウセンゴケ
トキソウ
ニセコパノラマライン
日本海側の岩内郡岩内町の国道229号からニセコ連山を横断し、虻田郡洞爺湖町洞爺町まで続く北海道道66号(岩内洞爺線)の愛称がニセコパノラマライン。
最高地点はチセヌプリ峠(標高832m)。

 

神仙沼
名称 神仙沼/しんせんぬま
所在地 北海道岩内郡共和町前田後志森林管理署内
関連HP 共和町公式ホームページ
電車・バスで JRニセコ駅前からニセコバスニセコ山の家行きで39分終点下車、沼めぐりコースで2時間30分
ドライブで 札樽自動車道小樽ICから約75kmで神仙沼自然休養林駐車場
駐車場 神仙沼自然休養林駐車場(90台/無料)
問い合わせ 共和町産業課商工観光係 TEL:0135-73-2011
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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