オンネトー

雌阿寒岳西麓、標高630mのる原始の森に眠る、周囲2.5km、最大水深9.8mの湖。阿寒富士の爆発によって螺湾川(らわんがわ)が堰き止められて誕生した湖。湖底から天然ガスや酸性の温泉が湧出しているため神秘的な色合いに。湖の周辺は、アカエゾマツ、トドマツに広葉樹を混ぜた原始性の高い針広混淆林で、実に静寂。

雌阿寒岳、阿寒富士を望む絶景の湖

エメラルドグリーンに輝く湖面に、周囲の緑、雌阿寒岳、阿寒富士を映す様子は、怖いほどに神秘的。
湖畔をめぐる徒歩道には、小展望台、大展望台、展望テラスが設けられ、幻想的な風景が楽しめます。
阿寒富士が誕生したのは、今から2000年ほど前のこと。

訪れる季節や時間によって、湖面の色も微妙に変化するといわれており、撮影するなら光線状態は西日を受ける午後のほうがバッチリ。
支笏湖近くのオコタンペ湖、大雪山系・然別湖(しかりべつこ)近くの東雲湖(しののめこ)と並んで、「北海道三大秘湖」にも数えられています(東雲湖の代わりに襟裳岬に近い豊似湖を入れる場合も)。

秘湖とはいえ、湖畔まで国道241号(阿寒横断道路)から分岐して道道949号オンネトー線が通じており、道道沿いに「オンネトーテラス」と呼ばれる展望台が設けられています。

オンネトー自然探勝路を歩こう

道道949号沿いの「オンネトーテラス」からの眺め

一帯は阿寒国立公園、雌阿寒オンネトー自然休養林となっていますが、とくにアカエゾマツの原生林が見事。
南岸にはキャンプ場(オンネトー国設野営場)、そこから徒歩20分のところには天然記念物に指定のオンネトー湯の滝(入浴は不可)があります。

雌阿寒温泉「山の宿 野中温泉」とオンネトーを結ぶオンネトー自然探勝路は全長1.9km。
散策にも絶好です。

「山の宿 野中温泉」、オンネトー国設野営場が雌阿寒登山口。
源泉かけ流しの風呂とで、手作り料理が人気の「山の宿 野中温泉」を基地にして、オンネトー自然探勝路を散策すれば、アカエゾマツ茂る秘境の地をたっぷりと味わうことができます。

ちなみにオンネトーとはアイヌ語でオンネ・トー(onnne-to=大きい・沼、年老いた・沼)の意。

アカエゾマツに注目
エゾマツとともに「北海道の木」に指定のアカエゾマツ。
アカエゾマツは他の樹種に比べて厳しい条件でも生育可能なことから、雌阿寒岳の1合目から2合目にかけては見事な純林を形成しています。
風蓮湖(ふうれんこ/根室市)の春国岱(しゅんくにたい)には、砂洲上のアカエゾマツ純林が、厚岸には湿原の中に純林がというように、ほかの樹種が生育できない環境で純林を形成しています。

雌阿寒温泉「山の宿 野中温泉」から雌阿寒岳を目指すと、2合目あたりまでがアカエゾマツ林、標高1000mを超えるとハイマツ群落となっています。このドラマチックな変化も雌阿寒登山の魅力ですが、時間が許せば、オンネトー自然探勝路を歩いてアカエゾマツの純林をぜひ体験してみましょう。

雌阿寒岳ハイマツ帯からオンネトーのアカエゾマツ林を眼下に

オンネトー DATA

名称 オンネトー/おんねとー
所在地 北海道足寄郡足寄町茂足寄原野国有林
関連HP http://www.ashoro-kanko.jp/
電車・バスで JR釧路駅から阿寒バス阿寒湖畔行きで2時間、終点でオンネトー行きに乗り換え35分、終点下車、徒歩すぐ
ドライブで 釧路空港から1.5km、左折して国道240号を50km、左折して国道241号を足寄方面へ20km、道道664号へ左折、5km。
※オンネトーから、螺湾川沿いに走る道道664号(モアショロ原野螺湾足寄停車場線)は、悪路で脱輪する車が続出しています。
レンタカーなどで安易に通行しないようご注意ください。
駐車場 100台/無料
問い合わせ あしょろ観光協会TEL:0156-25-6131/FAX:0156-25-6132

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